この記事書いた人

出身大学:慶應義塾大学
略歴:大学時代から中学受験国語の指導に携わる。
アルバイトでありながら、
オリジナル教材の作成や有名校の過去問研究に精を出し、
校舎の国語授業の満足度ランキング一位を獲得する。
その後、
本業の傍ら中学受験国語についての
情報発信やプライベートレッスンを事業として展開。
日々、精進中。※名前はビジネスネームです。

令和02年度(2020年度)データ
大問1
出典「エベレストには登らない(角幡唯介)」
問題文難易度 難(通年比)
設問難易度 難(通年比)
文字数 約5000文字(※設問文込み)
大問2
出典「思いはいのり、言葉はつばさ(まはら三桃)」
問題文難易度 難(通年比)
設問難易度 標準(通年比)
文字数 約4600文字(※設問文込み)

大問1は史上最高の難易度といっても良いでしょう。




令和02年度(2020年度)論説について
論説と随筆の中間のような文章でした。
登山を題材に哲学的考察を行っていくという内容です。
現在の国語の形式になったのが平成16年度(2004年度)ですが、
史上最高の難易度の設問に仕上がっていたと言えるでしょう。
設問は3つありますが、どれもかなり難しいです。
本文の中身は桜蔭の
論説系文章で頻繁に出題されるものでした。
✔物質的な価値よりも精神的な価値が大事
✔深い洞察により本質に気付くことができる
こういったテーマを
手を変え品を変え出題しているのが
桜蔭の論説です。
今回の随筆文も同様でした。
過去問対策で深いテーマ読解を行えていれば、
想定内の出題と言えたでしょう。
このレジュメは私の受講生に配っているものです。
桜蔭国語はクセが強いので、
テーマ的な理解を深めることで
初読の文章を「予想の想定内」にすることができます。
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令和02年度(2020年度)小説について
中国を舞台にした小説でした。
人物関係図の複雑さは過去に類をみないほどでした。
人物関係図の複雑さという意味では、こちらも過去最高難易度の問題でした。
題材は、
✔人生における「言葉」の重要性
✔結婚がモチーフになっている
「言葉」がテーマになっている小説
は桜蔭が繰り返し出題してきたものです。
こちらも過去問演習で深いテーマ読解を行うことができていれば、「ありがち」なテーマに感じられたでしょう。
「結婚」を題材にした小説も出題が多いです。
女子校だからでしょうか。
平成24年度(2012年度)の「クマのあたりまえ」や
平成27年度(2015年度)の「櫛挽道守」
が結婚についての小説です。
やはり桜蔭は過去問分析と過去問演習が
大事です。
同じようなテーマと設問を繰り返し出題
しています。




令和02年度(2020年度)の注目問題はこれだ
令和02年度(2020年度)の注目問題はこちら。
大問1問3
この設問は過去最高難易度の問題です。
本番では、手をつけない方がよいでしょう。
私の過去問解説では、設問ごとに難易度分けを行い、
本番では「飛ばすべき設問」「少しだけ書いておくべき設問」を明確にしています。
時間内に点数をとることに主眼を置いた現実的な戦い方をレクチャーしています。
一方で時間をかけて取り組む場合、この設問は非常に考えるべきことが多く、
桜蔭国語を象徴するような設問に仕上がっています。
代表的な論点は以下です。
読み取り面
✔スポーツと登山の対比
✔登山の本質
解答面
✔スポーツを記述内に区含めるかどうか
✔エベレストをどんな山と仮定するか
✔複数の解答案の根拠を確認
上記のように非常に考えるべき点が多いので、
良質な演習問題になります。
私の過去問解説では、上記について徹底解説しています。
ここまで複数の解答案を例示し、そこにいたる根拠を示している過去問解説は存在しないでしょう。








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