算数も国語も暗記から始まる

算数では「九九の暗記」をさせられます。
暗記をさせられている段階では
「何のためにやっているのか・・・」
と疑問をもつ小学生が少なからずいるかもしれません。
しかし、
振り返ってみるとどうでしょう。
「もし九九の暗記がなかったら」
算数の問題、解けないですよね?
一説では、
「九九の暗記」が分岐点となり
算数の得意、不得意がわかれていくと言われています。
算数を解くには「暗記」が必要と、
先生も生徒も保護者も知っているはずなのです。

では、国語はどうでしょう?
「漢字」「語彙」はみな暗記します。
暗記をしなればどうにもならないとすぐにわかるからです。
しかし、
「読解」は?
「読解にも暗記が必要」
かつて国語指導で生計を立ててきた人間から
国語指導のプライドにかけてお伝えします。
「読解にも暗記は必要」です。
「九九」を知らなければ
あらゆる計算問題が手詰まりになるように
「最低限の暗記」がなければ正確な読解はできません。
ただ読書感覚で読むのならば不要でしょう。
しかし、入試は違います。
(「最低限の暗記」ができていればより良質な読書も可能になります)

私は、「読解コアフレーズ」の徹底暗記から教える

大手塾において
「読解のための暗記」
が徹底指導されているところはないと思います。
なぜならカリキュラムに組み込まれていないからです。
大手塾はアウトプット(演習)を時間割通りに回すことに精いっぱいです。
現場に立てば、
「演習をさせて、解説をする」
これだけで授業時間が終わりになること
は全ての講師が実感しています。
最近では四谷大塚のテキストも改訂され、
さらに「難易度の高いアウトプット(演習)」に時間を使うようになってしまいました。

「読解指導における暗記」
がなぜ軽視されているのか?
上述したように、
塾のカリキュラムが「アウトプット(演習)偏重」であること
は1つの要因です。
もう少し正確に言えば、
私がこれから紹介する
「読解コアフレーズ」がテキストにはしっかり載っているのです。
ただ、
その「コアフレーズ」を「徹底暗記」させる講師がいない。
もしくは、
「徹底暗記」させる仕組みが存在しないのです。

それは、再現性があるスキルを養成できていないからです

再現性のあるスキルとは?
1 自分でいつでもできること
2 常に必要とされるスキルであること
3 習得可能であること

出題者の目線を手に入れる

国語は
ただ文章を読んで質問に答えるという科目
ではありません。
大事なのは、
「出題者が何を意図しているか」
を踏まえて設問に答えることです。
「対比を見抜いているか試したい」問題
「因果関係を整理できているか試したい」問題
「指示語が何を指しているかを含めて試したい」問題
と様々な出題意図が潜んでいます。
そういった出題意図がわかっていると
点数は飛躍的に伸びていきます。
文章を書いた作者の意図を踏まえるのみならず、
出題者の作問意図を踏まえることが、
国語の読解問題の本質なのです。
そして、出題者が注目しているのが、
先ほどの130個のコアフレーズなのです。

何も見ないで思い出せるレベルまで暗記する

私が国語を指導する際は、
130個のコアフレーズ
徹底暗記してもらうようにしています。
「対比の接続語、全部いってみて」
「本質と現象の違いを説明してみて」
「譲歩構文の例文を作ってみて」
等あらゆる角度から130個のコアフレーズを体得してもらいます。
国語に限りませんが、
重要な基礎知識については
「何も見ないで思い出せる」レベル
まで記憶を深めなければなりません。
そのレベルまで深めないと
短時間で縦横無尽に読解力を試される本番の試験に太刀打ちできないのです。
「九九を言えるようになるまで暗記する」
のと同様に
「コアフレーズを言えるようになるまで暗記する」
ということを達成して初めて中学受験国語の勝負の土俵にたてます。

コアフレーズが輝いて見える

「何も見ないで思い出せる」レベルまで
記憶を深めるとどうなるでしょうか。

自然と文中の
「コアフレーズ」が
輝いて見えるようになります。

重要な箇所、
つまり、
出題者が注目している箇所に
自然と目が行くようになるのです。

 コミュニケーションとは、一方交通の話し方ではなく、両面交通、すなわちキャッチボールのようなものであり、コミュニケーションの場における 「聴く」ということは、相手の話に集中し、自分を「無」にして、相手の意見・反応・結論・判断・感想などを一応(いちおう)受け入れることなのです。水がいっぱい入っているコップは、それ以上水を受け入れません、空っぽのコップはいつでも水を注ぎ入れることができるのです。まず自分を無にして、相手の話を受け入れる。そのためには、自分のコップに水がいっぱい入っていては駄目(だめ)で、自分自身を空っぽのコップにすることです。「きき方の理論―続・話しことばの科学(斎藤美津子)」より引用

このようにコアフレーズが輝いて見えるようになればしめたものです。
どんな文章が出題されても
安定して正確な読解ができるようになっていきます。

線引きのメソッドを「徹底レクチャー」

線引きの仕方について塾等でも教えられると思います。
しかし、実態として「なんとなく線を引いている受験生」がほとんどです。
さらに、多くの塾や参考書に書かれている線引き方法は
「ルールが多すぎて実用的ではない」のです。
一般的な線引きルール
○逆接の接続語には三角形マーク
○換言の接続語には逆三角形マーク
○添加の接続語にはプラス丸マーク
○指示語には丸マーク
○転換の接続語には四角形マーク
○譲歩構文には波線
○対比構文には二重線
○因果関係が出てきたら矢印
○比喩には・・・

という具合にルールが多すぎるのです。
ルールが多すぎる割にコアフレーズを網羅しきれていないということも問題です。
なにせコアフレーズは130個あります。
それをいちいちルール分けして線引きしていたのでは非効率的です。
私の講座の線引きは実にシンプル
基本は「三角」と「線」のみです。

講座内で実践している線引き法

線引きをシンプルにしても良い理由とは?
簡単です。
「線引き自体が目的ではない」からです。
そのコアフレーズに理解があり、
しっかり記憶されていることが重要です。
「コアフレーズの徹底暗記」がされていれば、
線引き自体をシンプルにしてしまっても
脳内でコアフレーズはしっかりと役割ごとに識別ができています。
「線引き自体は目的ではなく手段である」
このことをしっかり意識しないと本末転倒になってしまいます。
受験生の答案で「しかし」のみに三角がついている状態をよく目にします。
”「しかし」の後は重要。だからマーキングせよ”
と教えられたことがあるのでしょう。
半分合っていて、半分間違っています。
このレベルの理解では、
「しかし」という言葉にただ三角マークを書き込んでいるだけであり、
本質的に情報を処理できているわけではありません。
もっと言えば、
「しかし」という表現がなくとも
「対比の論理」が展開されていることはよくあります。
そのような場合は、
何も考えず「しかし」にマークをしてきた受験生は
対応ができなくなります。

……あれはちょうど一週間前のことだった。
「一生友だちでいようね。」
とかなんとか言っていた親友の朋子が、急に引っ越すって言いだした。
「ちょっと遠くなっちゃうけど、自分の部屋もできるし、部屋から海も見えるんだよ。麻美、ぜったい遊びに来てね。」
 引っ越し?
 突然の朋子の言葉に、麻美の思考回路は固まったままだった。
「転校するのはちょっと不安だけど。それに麻美とはなれるのもさびしいけど……。 でも自分の部屋ができて。ママがかわいい花柄のカーテンもつけてくれるって言うし。」
 うそばっかり。さみしいなんて、そんなのうそ。
 新しい家への、期待を膨らませている顔の朋子の顔を見ながら、麻美は自分の気持ちが落ちこんでいくのがわかった。
 朋子がいなくなったら、わたしは、これからだれといっしょに帰ればいいのだろう。だれと遊びにいけばいいのだろう……。「夕暮れの占い師(加藤純子)」より引用

「引越をすることになり内心嬉しい朋子」

「引越を突然告げられショックを受ける麻美」

という対比構造が潜んでます。
しかし、読んで分かる通り、
「対比を表すフレーズ」は登場しません。

この講座を受講することで
「線引きに関する悩み」はなくなります。

つまり、
「線引き」という技術においては
体系的な知識を手に入れることができ、
あとは、それを実践できるように反復すればよいだけという状態ができあがります。

受験勉強において重要なのは、
いかに「反復すればOK」の段階までもっていくか、ということです。

「新しく何かを知る必要は無く、
あとは習熟するだけという状態」
であれば、
迷いが無くなり、
問題演習に集中できるようになります。

本講座では、130個の読解コアフレーズを暗記していきます。
実際に、暗記するフレーズはこちらになります。

こちらを実際に暗記していただきます読解コアフレーズ130個一覧

「接続語」パート

【帰結】だから 従って よって それゆえ そのため すると 
【逆接】しかし だが でも ところが にもかかわらず が けれども
【並列】また そして そのうえ さらに しかも
【対比】一方 もしくは あるいは それに対して
【列挙】第一に・第二に・第三に 最初に・ついで・最後に まず・つぎに・さらに
【換言】すなわち つまり 要するに むしろ
【例示】例えば とくに とりわけ
【理由】なぜなら というのは
【転換】さて ところで では
【結論】いずれにしても やはり

「評論用語」パート

抽象⇔具体
一般⇔特殊
絶対⇔相対
本質⇔現象
理性⇔感性
客観⇔主観
本音⇔建前
概念
観念
逆説(パラドックス)
皮肉
ジレンマ

「助詞」パート

【順接】ので/から
【逆接】のに/けれど/ても
【主語・定義】は/が
【同類・並立・強調】も 
【強調】こそ
【類推・限定・添加】さえ
【類推・例示】でも
【類推】すら
【限定】しか
【限度・類推】まで
【程度・限定】だけ 
【例示】など

「助動詞」パート

【受身・尊敬・自発・可能】れる/られる
【使役】せる/させる
【希望】たい/たがる
【断定】だ/です
【様態・伝聞】そうだ/そうです
【推定】らしい
【意思・推量・勧誘】う/よう
【推定・たとえ・例示】ようだ(です)/みたいだ(です)/ごとし
【打消意思・打消推量】まい
【打消】ない
【過去・完了・存続・確認】た
【丁寧】ます

「呼応の副詞」パート

【疑問】なぜ~のか。/どうして~だろう。
【たとえ】まるで~ようだ。/ちょうど~ようだ。/さも~ようだ。/あたかも~ようだ。
【仮定】もし~ならば/たとえ~ても/仮に~ても/いくら~ても
【願望】ぜひ~たい。/どうか~ください。/どうぞ~ください。
【否定】決して~ない。/必ずしも~ない。/とうてい~ない。/全く~ない。/少しも~ない。
【推量】たぶん~だろう。/おそらく~だろう。/きっと~だろう。

「その他の重要表現」パート

【譲歩構文】<なるほど/たしかに/もちろん/むろん>+<しかし○○/でも○○/だが○○/であるが○○等>
【否定構文】××ではなく○○/××ではなく、むしろ○○
【二重否定=強い肯定】○○ではないということはない
【その他重要表現】
・本質的に○○/本質は○○
・○○といっても過言ではない
・一般的に
・特に
・そもそも
・このように
・昔(かつて)は~&今(現代)は~

合格ストーリー 2018年度合格Oさん

「国語がとにかく苦手」
ということで、ご相談いただいたのが
神奈川の小学六年生Oさんでした。

小六の夏頃にご相談をいただき、
当時の国語偏差値は55~59程度でした。

国語の解き方や考え方について
ヒアリングを行うと、
基礎的な内容が身についていない
ことに気がつきました。

塾では演習と軽い解説がある程度で
国語の基礎的な考え方について
学習する機会がなかったようです。

授業では国語の基礎的な考え方を学びつつ
読解コアフレーズ130の暗記を進めました。

元々学習意欲が高く、
やる気もあるお子様でしたので、
コアフレーズを覚えていくたびに、
文章読解で
「このフレーズが出ている!」
と感動しながら演習を進めることができました。

コアフレーズ自体を
「見たことがある程度」
では
合格点を確実にとれるようにはなりません。

コアフレーズに
すばやく反応でき
意味を深く理解している状態
でなければなりません。

Oさんは
真面目な受験生でしたので、
「コアフレーズはなんとなく知っている」レベルでした。

私は、
「コアフレーズの徹底理解と徹底暗記」
を後押ししました。

そうすることで、
Oさんは文章を読む時に意識自体が変わり、
簡単~標準の難易度の問題を確実に
得点できるようになったのです。

受験前の模試では
偏差値60まで伸ばすことができ、
志望校合格に支障が無い程度の国語力を
身につけることができました。

その他の科目も一生懸命に取り組み、
見事第一志望である明大付属中野八王子
に合格することができました。

学習ストーリー 2019年度Rさん

海外在住で国語のレッスン
をオンラインで受講したい
とご相談いただいたRさん。

2019年度で小学校四年生でいらっしゃいました。

小学校四年生で中学受験の勉強をこれから始める
という段階でした。

漢字や語彙といった基礎的な暗記項目と合わせて、
「読解コアフレーズ130の暗記」を進めていきました。

小学校四年生で
国語への先入観が全くない状態でした。

コアフレーズの暗記を
5ヶ月ほどでやりとげました。

どのフレーズが出てきても
瞬時に「役割・性質」を
説明できるレベルに覚えていただきました。

文章読解をする中でも、
瞬時にフレーズを見つけることができ、
読解を正確にできるようになりました。

コアフレーズ130の暗記
を進めつつも
実際の文章を用いて
実践的理解も深められました。

コアフレーズ130は
網羅性の高い学習コンテンツですが、
実際の文章での使用法と比べて
柔軟に理解暗記できると
非常に強いです。

単に暗記する以上に
実践で用いることで
より質の高い学習になっていきます。

国語を得意科目にいざなう充実コンテンツ

✔動画講義8時間
✔総レジュメ枚数218枚(カラー版109枚/モノクロ版109枚)
 サマリーレジュメ8枚(カラー版4枚/モノクロ版4枚)
 講義レジュメ172枚(カラー版86枚/モノクロ版86枚)
 実践演習レジュメ19枚
本講義の真髄を十分に伝えられるだけのコンテンツをご用意しました。

「読解コアフレーズ」レクチャーの詳細

イントロダクション

【無料公開パート】本講座のコンセプト
【無料公開パート】本講座の学習方法
【無料公開パート】学習の原則「ゼロベース展開」
【無料公開パート】「ゼロベース展開」=「記憶」+「理解」
「暗記の程度」と「記憶の負荷」の関係性
なぜ練習でできているのにテストで良い結果がでないのか
出題者のフィルターを知る
部分読解(虫の目)と全体読解(鳥の目)

マーキング概論

1前提
2マーキング大別と特性
3マーキングテクニック編
4メモ書き編
5構造ノート編

マーキング各論

指示語
接続語
評論用語
助詞
助動詞
副詞の呼応
その他の重要表現

実践演習

論説文3題
説明文3題
物語文3題

学習内容が4枚のレジュメに集約される

講義で172枚のスライド資料はまとめレジュメとして四枚に集約されます。
復習の際は、この4枚のみ参照すれば良いように作られております。

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