MENU

【ダマされないで!】合格実績を塾選びの基準にしてはいけない理由を元大手塾講師が明かしちゃいます

目次

理由①数字のトリックが使われているから

皆様、

こちらの合格実績の広告から

どちらの塾の指導力が優れているかおわかりですか?


少々考えてみてください。


考えましたか?


答えは、「わからない」です。
理由を解説します。

合格者数がいくら多くても、
受験者数が何人いるか分からなければ、
指導力の程度は不明だから、です。

数学的にはツッコミどころ満載の合格実績広告

塾の合格実績は、
数学的に考えて
ツッコミどころ満載の広告です。
こんな入試問題がいつか出てもおかしくないでしょう。

また、合格実績の数は通常、
「複数教室の合算数値」です。
数十から二百近くのの教室数の合算として合格実績は出されます。
自分の家から通える教室から、
志望校の合格者が輩出されたかという観点
は無視されています。

延べ人数でカウントされる合格者数

さらに、
合格者数は
「延べ人数」でカウントされています。

中学受験の場合、
私立の受験となるので、
1人の生徒が複数の学校を受験します。

すると、
1人の生徒が複数が学校の合格を得るということが起こりえます。

つまり、
優秀な生徒が複数の有名校合格の数字を持っているということです。

それらの延べ人数を単純合算した合格実績は、指導力の指標として機能しません

「隔年現象」も発生する

最後にややこしい話となってしまいますが、
合格実績は、
単年の合格者数を掲載しています。

受験の世界には、
「隔年現象」という言葉があります。

中学受験では頻発しておりますが、

人気すぎる学校が次年度で倍率が下がったり、
逆に急激に倍率が伸びたりする現象です。

隔年ごとに難易度に著しい差があるのです。

隔年現象が発生する以上、
合格者数(と受験者数)は数年単位で観察する必要があります。

しかし、塾の広告には単年の合格者数が掲載されています。

理由②受験生の質に再現性がないから

2番目の理由としては、

「受験生の質が一定ではない」
ということです。

合格実績を信頼できるデータとするためには受験生の質を統一する必要があります。

大手塾であれば、
全校舎の合格実績を算出することができ、
多くの受験生を対象にしています。

この状態であれば、受験生の質も平均化されていき、
一定の信頼できるデータとなります。

あくまで通塾できるのは「1つの校舎」

しかし、実際に、
塾に行く場面では、
「1つの校舎」に通塾することになります。

1つの校舎に通うという現実的な前提を設けると、
受験生の質は一定とは言えないです。

難関中学への合格実績として
「この校舎から〇〇中学への合格がでました!」
というPRがよく打ち出されます。

宝くじ売り場で「この売り場から1000万円の当選者が出ました!」
といううたい文句をほとんどの方は見かけたことがあるでしょう。
特定の宝くじ売り場と高額当選は何の因果関係もないことが簡単に想像できると思います。

その状態に非常に近いです。

特定の校舎から難関中学への合格が出ることは、
・優秀な受験生の最寄り校舎がたまたまそこだった
・最寄り校舎は別の場所にあるが、模試だけをその校舎に受けてきていた
・周辺のハブ校舎がたまたまその校舎だった

といった具合にあらゆる要因が絡んでおります。

実際に大手塾で働いていた私からしても、
特定の校舎と難関中学への合格実績の関係性は、ないといってよいでしょう。
強いて言うならば
「ハブ校舎」であればエリアマネージャークラスの先生が在籍しているので、
信頼度の高い先生がいる可能性が高いです。

受験生の立場から考えれば、
あくまで
「近くの校舎に通わざるを得ない」
という事情を考慮しましょう。

「近くの校舎」という単位でみれば、
毎年受験生の質には差があり、再現性があるレベルでの数は担保できていません。

ですので、
「難関中学への合格実績」と指導力を結びつけて通塾の根拠とすることは難しいです。

理由③講師の質に再現性がないから

3番目の理由は講師の質も変化していくためです。
塾も会社となります。
従って、
年度ごとや四半期ごとに
「人事異動」があります。

塾も会社組織なので人事異動がある

「とても信頼していた先生だけれど、校舎異動してしまう」
「めちゃくちゃ指導力がある先生ゆえに、独立起業して退社する」
といった具合に、
講師も継続的に同じ校舎(塾)にいるわけではありません。

また、大手塾のほとんどの講師はアルバイトであり、
「卒業のために仕事を辞める」
「就活のために退社」
は正社員以上に日常茶飯事です。

講師の質は「運」要素が強い

一般的に通塾の期間を三年間(小四~小六)と仮定した場合
その三年間の間に
「全科目の講師が変わらず続投」というケースは極めて稀です。

さすがに受験学年(小六)であれば人事面で考慮してくれますが、
小四のクラスは
「アルバイト講師が3ヶ月単位で入れ替わる」
「他校舎からのヘルプで回している」といった状態はよくあります。

このような事情があるため、
指導力の根幹を担う講師の質は一定ではありません。
従って、
合格実績も再現性のあるものとは言えないのです。

ではどうすればいいの?

答えはシンプル

ここまで読んでいただいた方は、
「では、どうすればいいの?」と思われたでしょう。

答えはシンプルです。
「子供と相性が良いかどうかを判断材料とする」です。

やるべきことに変わりはない

通塾して講師に何かを習うのであれば、
お子さんが「この先生が良い!」と言っているかどうかを判断材料とするのがよいでしょう。
なぜなら、「どの先生」「どの校舎」に通おうとも
やるべきことは変わらないからです。

結局は自分で調べる受験生が強いし、
自学自習で復習をしっかりやり、
油断なく知識や技術の再現をできる受験生が強いです。

「どの先生か」「どの校舎か」
はあくまで枝葉の要素となります。

お金に糸目をつけないなら・・・

受験勉強の資金には
「全く困っていない!」
ということであれば、
特定の講師と個別契約するのがよいでしょう。
それが最も講師の質を高いレベルで安定させる方法です。

お金をかけても良い講師を見つけたい人はこちら

お金はいくらかけても大丈夫!という方は
このページから探してみてください。
基本的に無料体験OKなので、本当に気に入った先生を見つけられます!

>>本当に良い講師を探せるサイト<<

コスパ良く良い講師を見つけたい人はこちら

一方で、「講師の採用基準が厳しく」「講師の報酬還元率が高い」塾も存在します。
そういった塾であればコスパよく良い講師を見つけられます。

>>コスパ良く良い講師を探せるサイト<<

優れたメソッドをコスパ良く取り入れる

良質な受験戦略を最もコスパよく仕入れる方法は、「書籍」です。
このページに載っている本を一通り読んでみましょう!

>>必読の受験戦略本を一覧できるサイト<<

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

目次