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【偏差値10アップ】中学受験で合格を勝ち取るためのノート術!現役プロ講師が徹底解説

【偏差値10アップ】中学受験で合格を勝ち取るためのノート術!現役プロ講師が徹底解説

この記事書いた人

神泉忍(かみいずみしのぶ)

出身大学:慶應義塾大学
略歴:大学時代から中学受験の指導に携わる。
アルバイトでありながら、
オリジナル教材の作成や有名校の過去問研究に精を出し、
校舎の国語授業の満足度ランキング一位を獲得する。
その後、
本業の傍ら中学受験についての
情報発信やプライベートレッスンを事業として展開。
日々、精進中。
※名前はビジネスネームです。

当サイトではアフィリエイトプログラムを
利用して商品を紹介しています

目次

中学受験生の親御さんのよくある悩み

こんにちは、中学受験プロ講師の神泉忍です。

今回は、「中学受験で合格を勝ち取るためのノート術」というテーマで情報をお届けしていきたいと思います。私は、大学時代から、中学受験の指導に携わっております。「ノートの取り方」や「字の書き方」について悩んでいない親御さんはほとんどいないのではないかと思えるほどでした。それほど、「中学受験生(小学生)と手で何かを書くこと」は大人を考えさせるテーマと言えるでしょう。

長年の講師経験をもとに、この記事では以下のポイントをお伝えします。

この記事のまとめ

  • 中学受験で合格を勝ち取るためのノートの取り方
  • 字が汚い場合の対処法
  • おすすめのノートと関連グッズ
  • Apple Pencilなどのデジタル機器は受験勉強に効果的?
塾長 神泉

現役のプロ講師が多くの指導経験をもとに、執筆しています。

子供の字が汚すぎる…

まず、最も多く寄せられる「子どもの字が汚すぎる」というお悩みについて回答していきます。受験学年になっても、「脱字・誤字」が頻発し、模試で何度も減点されている。そんな状況のご家庭も多いかと思います。中学受験生の字が汚くなってしまう原因はどんなところにあるのでしょうか。

中学受験生の字が汚くなってしまう原因

  1. 要求される問題の難易度が高く、丁寧に書く時間がない
  2. 綺麗な字の書き方自体を知らない

大きくこの二点になります。一つ目の原因に関しては、すぐに対処はできないですが、2つ目の原因に関してはすぐに対処が可能です。ノートの字が汚い子は、そもそも「きれいな字の書き方」自体を知らないことが多数です。

  • へんとつくりのバランス
  • ひらがなと代表的な漢字の正しい書き順と理想的な形

こういった綺麗な字の書き方は、自然と身に付くものというよりも意識的に習得するものです。習字の時間で習うものですが、学校の授業では、字の書き方をじっくり教えてもらえないかもしれません。

字の書き方を習得するためにおすすめのテキスト

小学生に向けた「字の書き方」テキストでは、最も売れているものになります。ひらがな・カタカナ・漢字のきれいな書き方を実践的に学べることはもちろんですが、「字を書く時の正しい姿勢」「正しいえんぴつの持ち方」といった部分からレクチャーしてくれています。

塾長 神泉

私の生徒さんにもおすすめし、みなさんに好評のテキストになります!

「字の汚さ」と「ノートの汚さ」の違い

「ノートの取り方」の話に入る前に、”字の汚さ”と”ノートの汚さ”は問題の性質が少々異なることを整理しておきます。

”字の汚さ”と”ノートの汚さ”の違い

  • 字の汚さ…細かい部分に気を払う丁寧さがないことの表れ
  • ノートの汚さ…解法手順や思考が整理されていないことの表れ
塾長 神泉

「汚い・雑」を大きく括らないようにしましょう!

字の汚さ以上に、ノートの汚さは、受験におけるパフォーマンスを下げてしまっています。というのも、ノートは、「解放手順」「思考手順」が表れる部分であるためです。逆に言えば、ノートの取り方に気を遣うだけで、「解法」「思考」が整理され、記憶の効率が高まります。

塾長 神泉

ここからは、点数を飛躍させるための「ノートの取り方」を実践するノウハウを紹介していきます。

デジタル全盛の時代にわざわざノートを取る意味とは?

「ノートの取り方」と聞いて、そもそもノートを取る必要があるのか?と疑問に感じられた方もいるかと思います。特に最近では、パソコンやタブレットなどデジタル機器で高速に情報を整理できるようになっています。受験勉強においても、デジタル機器を使うことは有効なのでしょうか。結論として、学習効果の面において「紙」が優れていると言えるでしょう。

学習においては”紙”の方が良いとされる理由

  • ①覚えにくいため
  • ②目が疲れやすい
  • ③集中が途切れやすい
塾長 神泉

利便性はデジタルに軍配が上がりますが、トータルの学習効果では、「紙」の方が優れています。

参照元:「紙VSデジタル学習/富山大学

①紙の本の方が学習効率が高い

まず、デジタル機器で何かを勉強する際に、「わかりやすさ」という点において、デジタルと紙では、差があまり見られませんが、「記憶」という点においては、紙の本の方が優れているという調査結果が出ています。

  • Screen inferiority(スクリーンでの学習は紙に劣る)
  • Google effect(電子機器の検索で調べると脳が記憶しない)
  • shallow learning tendency(デジタル学習は注意がそれやすく学びが浅い)

などの現象がスクリーン学習では、発生すると言われています。紙の本は、すべてのページを瞬時に行き来でき、知識の接触がデジタルデバイスよりも、しやすい状態にあります。小説や漫画のように繰り返し読む必要性が低い場合は、ページの行き来がしづらいデジタルでも影響は少ないと考えられます。しかし、受験勉強は、「復習作業」がメインになります。何度も同じページを見て、幅広い学習範囲を高頻度で行き来することを考えると紙の本の方が学習効率が高いと言えるでしょう。

②デジタルで効率化しても人間の脳が追いつけていない

小説や漫画の鑑賞と異なり、受験勉強は、「自分で言語化して話せるまで覚えきる」ということが求められます。デジタル学習により、情報の伝達は高密度で高速になりますが、その情報を脳が自分で説明できるレベルまで覚えられるわけではありません。小説や漫画であれば、「なんとなく」鑑賞した状態で問題はありませんが、受験勉強は、「わかった気」「覚えた気」では、本番で点数になりません。

私自身も、受験指導に長年携わってきて、点数を伸び悩ませる最大に原因は、「なんとなくわかった気」になるということです。「分かった」と答える受験生に対して、「じゃあ自分で説明してみて」と頼むと、とたんに説明ができなくなるというのが常です。自分で説明できるレベルまで落とし込む作業は、「分かった気にさせてしまう」デジタル学習よりも、紙学習で行うべきです。

③デジタルを極力排除した方が勉強に集中できる

デジタル学習は、「集中を途切れさせる」要因が非常に多いです。オンライン状態では、広告が目に入ってきたり、ハイパーリンクから別ページに飛ぶことが頻繁に発生します。その度に、人間の集中は遮断されてしまい、目の前の作業に集中できなくなってしまいます。デジタル機器があることで集中が削がれるという研究結果も出ています(参照元:「学習時におけるスマホと集中力の関係」)。

参考図書

塾長 神泉

スマホが人間の能力全般を低下させることは、「スマホ脳」というベストセラー本でも、紹介されています。ぜひ、参考にしてみてください。

ノートを変えれば合格力アップ!

ノートは思考の整理場所である

ノートを単に「メモ代わり」としてとっていたり、「マーカーで色付けして綺麗にする」ことを目的としてしまっているのは非常にもったいないです。先ほどもお伝えしましたが、ノートは、「解放手順や思考プロセスの整理場所」と考えましょう。

ノートの取り方と思考の精度と比例する

「ノートをどのように取ることができるのかということ」と「思考の精度」は相関関係にあります。ノートをただ目的なく取るのではなく、「ルール化」を意識してとってみましょう。

おすすめのノートの取り方レクチャー本

  • ノートの取り方の基本をおおまかに学ぶことができる
  • 実際のノートが豊富に掲載され、実践的に学べる
塾長 神泉

こちらは、小学生向けにノートの取り方が解説されています。ノートの取り方全般を学ぶことができ、一冊目の入門書としておすすめです!

おすすめのノートの取り方レクチャー本

  • 中学受験で合格するためにどんなノートをとるべきかを学べる
  • 中学受験を前提として書かれているので、小学生の勉強指南本よりも発展的
塾長 神泉

OKノートとNGノートの事例や塾のプリントの処理方法など、非常に実践的なアドバイスに富んでいます。

やるべきこと

やるべきこと①目的別にノートを作る

おすすめの3種類のノート

  • 問題演習用ノート
    • 問題演習やメモ代わりに使用するノート、雑に書いてOK!
  • 間違った問題ストックノート
    • 基本〜標準レベルの問題で間違ったものを溜めていくノート、解法を付記していく!
  • 授業用ノート
    • 授業で解説を聞いて重要箇所をメモするノート、先生が重点的に説明している箇所をメモする
塾長 神泉

ノートを三冊作るのが大変な場合は、ルーズリーフタイプを使うと良いです。

やるべきこと②ノートを元に自分で説明してみる

「間違った問題ストックノート」にある内容を中心に、「問題の解説」を自分でやってみましょう。

  • なぜその解答にいたるのか
  • この問題で覚えておくべきことは何なのか

ということを中心に、「セルフ授業」をしてみましょう。「ラーニングピラミッド」という図をご存知でしょうか。学習の定着率を可視化したものですが、最も学習定着率が高いのは、「他の人に教える」という行為です。私自身も授業をするときは、「では今の箇所説明してみて」と生徒が説明できるか(教えられるか)を常にチェックします。

ラーニングピラミッド

参照元:「平均学習定着率が向上する「ラーニングピラミッド」とは?(キャリア教育ラボ)

説明をしようとして「説明ができない箇所」「説明がスムーズにできない箇所」は、記憶の定着や理解が足りていない部分なので、しっかりと復習しましょう。

塾長 神泉

ちなみに「説明して暗記する」という実践的な方法は、こちらの記事でも解説しています。

効率化すべきこと

すべてを書くのではなくポイントを記載する

ここからは、ノートの取り方のコツを伝授していきます。まず、ノートは、「記憶を定着させるための手段」にすぎません。テキストに書いてある内容をすべて書く必要はないです。覚えたい箇所の「ポイント」「キーワード」を書いておきましょう。すべての記載を見なくても「ポイント」「キーワード」のみから、記憶を定着させていきましょう。

ライティングルールの簡素化

ノートを書く際は、ライティングルールが複雑すぎてはいけません。文房具も多く持つこととなり、管理が大変です。色付けをすることが目的となってしまっては元も子もないので、最初からライティングルールをシンプルにしておくと良いです。こちらがおすすめのライティングルールです。

おすすめのライティングルール

  • …通常の説明やキーワードなど
  • …覚えるべきポイント
  • …理解不足を追記する
塾長 神泉

シンプルなルールにしておいた方が、文房具の管理も楽ですし、メモをする瞬間も書く内容に集中ができます。

黒と赤と青の3色だけだと不安になるかもしれません。ただ、あくまで、本来の目的は、学習内容を理解し覚えることです。ライティングルールを複雑にして、そのルールにしばられては意味がありません。

塾長 神泉

色が少なくルール通りに記載できない箇所がうまれても、あくまで、色は増やさずメモをした方が良いです。本来の目的を考えれば、色の違いは、わずかな差でしかありません。

印刷機の活用

家庭用の印刷機を導入すると、ノートを取る労力が大幅に減ります。例えば、図やイラストをコピーしてノートにはるといったことが簡単にできるようになります。また、問題演習用のプリントも簡単に印刷できるようになり、問題演習の質も向上します。

塾長 神泉

こちらの記事で、テキストのPDF化・印刷機の活用などを徹底解説しています。受験勉強に最適なプリンターなども紹介していますので、ぜひお読みください。

中学受験生におすすめのノート

「ノートの術」指南書のおすすめ二冊!

中学受験生におすすめのノート術指南書!

  • どちらも小学生を対象に書かれているので、明日からの勉強にすぐ活かせる!
  • 豊富な事例とイラストがついているので、自分のノートの改善点がわかり、理想的な状態もすぐに実践できる
  • ノートを綺麗にとる方法を先に学んだ方が、コスパが良い!
塾長 神泉

1冊目は、ノート術全般に関する本で、2冊目は、中学受験に特化したノート術の本になります。

受験本番を想定した7㎜方眼ノートを使おう

「受験本番を想定できるおすすめノート」

  • 試験本番の解答用紙を考えると「7㎜方眼」のマス目に書き慣れておくことがベスト!
  • ノートやルーズリーフかは、好みによって判断してOK!

もっとはやく使っていればよかった!卓上クリーナー

中学受験生に「卓上クリーナー」をおすすめする理由

  • 大量の消しかすをスムーズに綺麗にできる
  • 机の上を常に清潔に保てるので、勉強のモチベーションもアップ
塾長 神泉

多くの方は、「卓上クリーナー」を一度使うと、「もっと早く買っていればよかった!」とおっしゃいます。

良質な勉強を実現できる!ホワイトボード

中学受験の勉強に「ホワイトボード」をおすすめする理由

  • 大きい文字を自由自在に書けるだけで、解法がひらめきやすくなる
  • 記憶の定着率が高い
  • 家庭で授業形式の学習が実現できる
塾長 神泉

ホワイトボードは、一度勉強に導入するとなかなか手放せないという方も多いです。

まとめ

今回は、「中学受験で合格を勝ち取るためのノート術」というテーマで情報をお届けしていきました。今後も有益な情報発信を続けていきますので、ぜひ応援よろしくお願いいたします。

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