この記事でわかること
- オンライン家庭教師を始める際におすすめの働き方
- 未経験からオンライン家庭教師を始める際の収入アップポイント
- オンライン家庭教師を始める際にあったほうがいいガジェットやサービス
オンライン家庭教師として働くには?始め方や最適なワークスタイルをプロ講師が紹介します

プロの家庭教師として2017年~独立している私が解説
オンライン家庭教師という働き方に興味をお持ちの皆様へ、本記事ではその実態を詳しく解説します。2017年からプロの家庭教師として独立し、多くの生徒を指導してきた神泉忍が、オンライン家庭教師の始め方や最適なワークスタイルについて、具体的なアドバイスを提供します。
この記事書いた人「神泉忍」について
- 慶應義塾大学総合政策学部卒
- 2013年から10年以上中学受験指導に携わる
- 2017年からは、オンライン指導とオフライン指導を並行して実施する私塾を開設
- 国語と作文指導が専門
- YouTubeで受験関連の情報を発信中
- 中高一貫校専門作文添削塾を運営中
- 事業会社にてWEBマーケティング領域業務にも従事
- 当サイトではアフィリエイトプログラムを使用しています
やりがいやリアルな働き方、どれくらい稼げるかも紹介します
オンライン家庭教師は、時間や場所にとらわれずに働ける柔軟性の高い仕事です。生徒の成績向上や目標達成を間近でサポートできるため、大きなやりがいを感じられます。一方で、安定した収入を得るためには、効果的な集客方法や指導スキルの向上も欠かせません。本記事では、オンライン家庭教師のリアルな働き方、具体的な収入例、そして効率的に稼ぐためのヒントもご紹介します。自宅でできる仕事を探している方や、教育に情熱をお持ちの方にとって、オンライン家庭教師は魅力的な選択肢となるはずです。
オンライン家庭教師には大きく3つの働き方がある

1.従業員型
従業員型は、オンライン家庭教師サービスを提供する企業に正社員として勤務する働き方です。この場合、固定給が保証されるため収入が安定しやすいです。また、教材開発やカリキュラム作成は会社側が行うため、講師は授業に集中できる点がメリットです。多くの生徒や教材に触れることができ、マネジメントの経験なども積めるので、教育に関してのスキルを長期的に伸ばしたい方に向いています。一方で、勤務時間や指導内容に制約がある場合が多く、個人の裁量が限定される可能性があります。特に働き方としては、「一般的な塾講師」と同じ状態になるので、場所や時間にとらわれない働き方を目指す場合は、不向きと言える選択肢です。

オンライン家庭教師専門の正社員雇用というのは、かなり稀な求人になります。通常は、大手の塾に就職し、その業務の一環にオンライン指導が含まれるといった形になります。
2.業務委託/フリーランス型
業務委託/フリーランス型は、オンライン家庭教師として最も一般的な働き方です。この形態では、複数のマッチングサイトに登録し、自分で生徒を獲得します。指導する科目や学年、指導料金、勤務時間などを柔軟に設定できるため、自身のライフスタイルに合わせて働くことが可能です。副業として始めることもでき、独立を目指す方にとっては経験を積む良い機会となるでしょう。



自由度が高い一方で、収入の不安定さがデメリットになります。正社員ではない分、福利厚生や社会的信用が劣ってしまいます。
3.完全独立型
完全独立型は、オンライン家庭教師としてのブランドを確立し、集客からサービス提供まで全てを自分で行う働き方です。自身のウェブサイトやSNSを活用して生徒を募集し、独自の指導メソッドや教材を開発します。成功すれば、収入の上限がなく、自身の理想とする教育サービスを追求できる点が最大の魅力です。しかし、生徒の獲得から指導、事務処理まで全てを一人でこなす必要があるため、高い専門知識とビジネススキルが求められます。ある程度の知名度や影響力を持つプロ講師におすすめの働き方です。



SNS等では、完全独立型で生徒を集客している先生が多くいます。高い授業料に見合う専門性や人間性があれば、やりがいと収入どちらも高いレベルでかなえることができます。
未経験から始めるのであれば「業務委託/フリーランス型」がおすすめ


理由1.授業や教材選びの自由度が高いので、自分のスタイルを確立できる
業務委託/フリーランス型は、未経験からオンライン家庭教師を始める方におすすめです。この働き方では、授業内容や使用する教材を自分で選ぶ自由度が高く、生徒一人ひとりに合わせた指導を柔軟に行えます。これにより、自分自身の得意な指導スタイルを確立しやすくなります。
例えば、中学受験の算数に特化したり、特定の単元に絞って指導したりすることも可能です。経験を積みながら、自分に合った教え方を見つけ、それを強みとして打ち出すことができるでしょう。
理由2.運営会社の数が多く、複数に登録することで集客もしやすい
業務委託/フリーランス型では、数多くのオンライン家庭教師マッチングサイトが存在し、その中から自分に合ったサービスを選べます。複数のサイトに登録することで、より多くの生徒と出会う機会が増え、集客の幅が広がります。
例えば、中学受験に特化したサイトや、特定の科目や地域に強いサイトなど、様々な特徴を持つサービスがあります。複数のサイトで自分のプロフィールを公開し、条件に合う生徒からのオファーを待つことで、安定的に生徒を確保しやすくなるでしょう。
理由3.どれくらい働くかの調整がしやすいので長く続けられる
業務委託/フリーランス型の最大のメリットの一つは、働く時間や曜日を自由に調整できることです。自分の都合に合わせて授業のコマ数を決められるため、無理なく長くオンライン家庭教師を続けられます。例えば、子育て中の保護者の方や、他の仕事と両立したい方にとって、非常に魅力的な働き方です。急な予定が入った場合でも、生徒とのスケジュール調整がしやすく、柔軟に対応できるため、ストレスなく仕事に取り組めるでしょう。
理由4.講師同士のつながりができる
業務委託/フリーランス型でオンライン家庭教師として活動する際、登録しているマッチングサイトによっては、講師同士のコミュニティや情報交換の場が設けられていることがあります。これにより、同じ立場の講師とつながり、指導ノウハウや生徒への対応について相談し合える機会が得られます。一人で指導を行う中で生じる疑問や悩みも、経験豊富な他の講師からアドバイスをもらうことで解決できる場合があります。このような横のつながりは、自身のスキルアップにも繋がる貴重な財産となるでしょう。
理由5.ほぼリスクゼロで始められる
業務委託/フリーランス型のオンライン家庭教師は、初期費用がほとんどかからないため、ほぼリスクゼロで始められます。特別な設備投資や高額な登録料などは不要であり、自宅にあるパソコンとインターネット環境があればすぐにスタートできます。また、生徒が見つからなかったとしても、大きな金銭的損失を被ることはありません。まずは気軽に始めてみて、自分に合っているかどうかを判断するのに適した働き方と言えるでしょう。
理由6.経験を積みつつ、徐々に、独立した個人事業を展開することもできる
業務委託/フリーランス型で経験を積むことは、将来的に完全独立を目指す上での大きなステップとなります。この働き方で生徒指導のノウハウを蓄積し、実績を作ることで、徐々に自身のブランド力を高められます。例えば、特定の科目や学年での指導経験を深め、高い合格実績を出すことで、その分野での専門家としての地位を確立できます。将来的には、マッチングサイトに頼らず、自身のウェブサイトや紹介を通じて生徒を獲得する完全独立の道も開けるでしょう。
オンライン家庭教師を始める際に、抑えるべきことは?


ツールや所属サービス以上に、自分の「強み」をどうアピールするかが重要
オンライン家庭教師を始める上で、使用するツールや登録するサービス選びも大切ですが、それ以上に重要なのは、ご自身の「強み」をどのようにアピールするかです。数多くの講師の中から選ばれるためには、他の講師との差別化を図り、保護者の方が「この先生にお願いしたい」と感じるような魅力を伝える必要があります。例えば、中学受験の経験や、特定の科目における指導実績、生徒のモチベーションを引き出す独自の指導法など、具体的な強みを明確に打ち出すことが重要です。
「どんな科目・学年でも教えられます」はNG
オンライン家庭教師として活動する際、「どんな科目・学年でも教えられます」というアピールは、かえって逆効果になる場合があります。保護者は、自分の子供の抱える具体的な問題点を解決してくれる専門家を求めています。「何でもできる」というアピールは、裏を返せば「得意な分野がない」と受け取られかねません。特定の科目や学年に強みを絞り込み、その分野での専門性をアピールする方が、生徒獲得に繋がりやすくなります。
とにかく「絞り込もう」


「すべての科目ができない」と悩んでいるお客さんはいない
オンライン家庭教師の生徒を探している保護者は、「すべての科目ができない」と漠然と悩んでいるわけではありません。多くの場合、特定の科目や単元でつまずいていたり、弱点があったりするからこそ、外部のサポートを求めています。
例えば、「算数の図形問題が苦手」「国語の読解力が不足している」など、具体的な課題を解決したいと考えているのです。そのため、講師側も漠然と「何でも教えられます」ではなく、生徒のニーズにピンポイントで応えられる専門性を示す必要があります。
すでに塾に通っているので、特定の科目を強化したいと思っているお客さんが多い
お子様を持つ保護者の中には、すでに集団塾に通わせており、塾の授業だけでは補えない特定の科目を強化したいと考えている方が多くいらっしゃいます。このような場合、オンライン家庭教師には、苦手な科目や単元の克服、志望校対策といったピンポイントな指導が求められます。塾のカリキュラムと並行して、生徒の弱点を集中的に補強できる専門的な知識と指導力を持つ講師が重宝されます。
何となく全科目できる講師よりも、確実に特定の科目に精通している講師が求められる
保護者がオンライン家庭教師を選ぶ際、漠然と「全科目を教えられる」講師よりも、特定の科目に特化し、その分野に深く精通している講師を高く評価する傾向があります。「算数に強い」「理科の実験指導が得意」など、具体的な専門性を持つ講師は、生徒の課題解決に直結する指導を提供できると期待されるからです。自分の得意分野を明確にし、その専門性を前面に出してアピールすることで、他の講師との差別化を図り、生徒獲得の可能性を高められます。
どの学年を対象にするかでも授業が大きく異なるので、自分が得意な学年や領域をアピールした方がいい
オンライン家庭教師の授業内容は、対象となる学年によって大きく異なります。例えば、小学生低学年と中学受験を控える高学年では、求められる指導スキルや知識の深さが変わってきます。そのため、自分が最も得意とする学年や、その学年特有の学習内容に精通していることをアピールする方が、効果的に生徒を集められます。例えば、「中学受験算数専門(小学5・6年生対象)」のように、具体的なターゲット層を絞り込むことで、保護者からの信頼を得やすくなるでしょう。
未経験であれば、いったん「科目」でしぼりこみ、様々な学年を教えていき自分の得意領域を見つけていこう
オンライン家庭教師が未経験の場合、まずは得意な「科目」に絞って指導を始めるのがおすすめです。例えば、「算数のみ」や「国語のみ」といった形でスタートし、その中で様々な学年の生徒を教えていくことで、ご自身の得意な学年や指導領域が見えてくることがあります。実際に指導を経験する中で、どの学年の生徒との相性が良いか、どのような指導法が効果的かなどを把握し、徐々に自身の専門性を確立していきましょう。
「算数と理科」「歴史と国語」のように組み合わせしやすい科目をかけあわせていくのもあり
オンライン家庭教師として指導する科目を絞る際、単一科目だけでなく、関連性の高い科目を組み合わせてアピールするのも効果的です。例えば、「算数と理科」や「歴史と国語」のように、学習内容が密接に関わる科目をまとめて指導できることは、保護者にとっても魅力的に映るでしょう。これにより、生徒の総合的な学力向上をサポートできるだけでなく、講師自身の専門性も高められます。無理なく指導できる範囲で、効果的な科目の組み合わせを検討してみてください。
科目を絞って教えるメリット


一つの科目に絞ることで、専門性が高まり、付加価値が増す
オンライン家庭教師として指導する科目を絞り込むことには、多くのメリットがあります。最も大きなメリットの一つは、その科目の専門性が高まることです。一つの科目に集中して指導することで、深い知識と豊富な指導経験を積むことができ、それが講師としての付加価値となります。例えば、中学受験の算数に特化すれば、難問への対応力や、生徒がつまずきやすいポイントを的確に指導できるようになります。専門性が高い講師は、保護者からより信頼され、選ばれやすくなるでしょう。
一つの科目に絞ることで、自己紹介や情報発信に付加価値が増す
科目を絞って指導することは、自己紹介や情報発信の質を高める上でも非常に有効です。「〇〇専門の講師」という明確な肩書きは、保護者にとって覚えやすく、信頼感を与えます。例えば、「中学受験国語専門の神泉忍です」と自己紹介することで、自身の強みが瞬時に伝わります。
また、ブログやSNSで情報発信する際も、特定の科目に関する深い知識や効果的な学習法について具体的に発信できるため、専門家としてのブランド力を高めることができるでしょう。



自分のプロフィールや情報発信を数か月見てから問い合わせてくださる親御さんは多いです。その観点からも、一つの科目について専門性があると信頼を得られます。
好きな科目もしくは得意な科目、どちらを教えるべき?


結論:生徒から最も感謝される科目を教えよう
オンライン家庭教師としてどの科目を教えるか悩んだ場合、最終的には生徒から最も感謝される科目を教えるべきです。自分が好きか、得意かという側面ももちろん重要ですが、生徒の成績向上や学習への意欲向上に貢献し、心から感謝される科目こそが、最もやりがいを感じられる科目となるでしょう。生徒のニーズに応え、具体的な成果を出すことに焦点を当てることで、講師としての満足度も高まり、継続的な依頼に繋がりやすくなります。
「点数を上げたい」もしくは「その科目を好きになりたい(もっと楽しく勉強したい)」と多くの生徒は悩んでいる
オンライン家庭教師を求める生徒や保護者の多くは、「点数を上げたい」という具体的な目標を持っているか、あるいは「その科目を好きになりたい(もっと楽しく勉強したい)」という気持ちを抱いています。これらの生徒の切実な悩みを解決できるような指導を提供することが、講師に求められる役割です。単に知識を教えるだけでなく、生徒のモチベーションを引き出し、学習への前向きな姿勢を育むことができれば、生徒からの感謝と信頼を得られるでしょう。
自分が好きか、得意かというよりも、点数を上げ楽しく教えられる科目を教えるべき
オンライン家庭教師として成功するためには、自分が好きか、得意かという基準だけでなく、「生徒の点数を上げ、かつ楽しく教えられるか」という視点で指導科目を決定することが重要です。生徒が苦手意識を持っている科目を克服させ、学習の楽しさを伝えることができれば、講師として高い評価を得られます。例えば、かつて自分が苦手だった科目を克服した経験があれば、その経験を活かして生徒に寄り添い、効果的な指導を提供できるでしょう。



好きな科目を教えるとしても、生徒はその科目が苦手で嫌いということが多いです。生徒ごとに伝え方を微妙に変化できるようになると良い授業になります。
オンライン家庭教師の働き方は?


基本的に平日夕方以降か、土日に授業がある
オンライン家庭教師の授業は、生徒の学校や塾のスケジュールに合わせて行われるため、基本的に平日夕方以降や土日に集中します。土日は終日授業を行うことも可能です。自分のライフスタイルに合わせて、これらの時間帯でどの程度授業を受け持つかを調整することになります。
人気がでれば、毎日四時間以上のコマを持つことも可能
オンライン家庭教師として人気が出ると、生徒からの依頼が増え、毎日4時間以上のコマを持つことも可能になります。実績を積み、指導の質が高く評価されるようになれば、多くの生徒から指名されるようになり、安定した収入を得られるでしょう。生徒の目標達成に貢献し、保護者からの信頼を勝ち取ることで、継続的に依頼を受けることができ、オンライン家庭教師を本業として成り立たせることも夢ではありません。
予習が必要な授業もあるので、授業時間の半分程度の予習時間を見積もっておくと良い
オンライン家庭教師の授業では、生徒の学習状況や質問内容に合わせて柔軟に対応するため、事前の予習が非常に重要です。特に、生徒の苦手分野や志望校対策など、専門的な内容を扱う場合は、授業時間の半分程度の予習時間を見積もっておくと良いでしょう。教材の準備や問題の解説方法の検討など、入念な準備を行うことで、質の高い授業を提供でき、生徒からの信頼に繋がります。



授業時間の半分以上の時間を要する教材の場合は、授業準備料金として二コマ分の授業料が必要としている講師も多いです。
繁忙期は、長期休み&受験直前期
オンライン家庭教師の繁忙期は、主に夏休みや冬休みなどの長期休暇と、受験直前の期間です。長期休暇中は、まとまった学習時間を確保できるため、苦手科目の克服や復習、応用問題への挑戦など、集中的な指導が求められます。
また、受験直前期は、志望校対策や過去問演習など、合格に向けてのラストスパートをサポートする重要な時期となります。これらの繁忙期には、授業依頼が増加する傾向があります。
受験が終わった次月の収入がガクッと減ることもある
オンライン家庭教師として働いていると、生徒の受験が終わった次月に収入が減少することがあります。特に、受験生を多く担当していた場合、合格発表後に指導が終了する生徒が重なるため、一時的に依頼が減少する可能性があるからです。安定した収入を維持するためには、受験生以外の生徒もバランス良く担当したり、新たな生徒の獲得に力を入れたりするなど、計画的な生徒管理が重要になります。
未経験からオンライン家庭教師を始める場合、どれくらい稼げる?


初月は10,000円以下を想定しておこう
未経験からオンライン家庭教師を始める場合、初月の収入は10,000円以下を想定しておくのが現実的です。例えば、一人の生徒が週に1回、3,000円の授業を4回受講したと仮定すると、月の収入は12,000円となりますが、ここから手数料などが差し引かれる場合もあります。最初は生徒獲得に時間がかかるため、焦らず着実に実績を積み重ねていくことが大切です。少額からスタートし、徐々に収入を増やしていくイメージを持ちましょう。
月間10万円稼ぐ場合は、継続受講の生徒を8~10人必要
オンライン家庭教師として月間10万円の収入を目指す場合、継続的に受講してくれる生徒を8人から10人程度確保する必要があります。これは、一人のお客さんが週に1回、3,000円の授業を合計4回受講したと仮定した場合の目安です。生徒の数だけでなく、指導単価や授業頻度によっても収入は変動します。安定して月10万円を稼ぐには、質の高い指導で生徒からの信頼を得て、継続受講に繋げることが重要です。
未経験からであれば、スタート時給は2,000円程度を目安として、5,000円程度まで上げていくイメージ
未経験からオンライン家庭教師を始める場合、スタート時の時給は2,000円程度を目安として設定しましょう。経験を積み、実績を重ねることで、徐々に時給を上げていくことが可能です。目標としては、時給5,000円程度まで到達することを目指すと良いでしょう。時給が5,000円を超えると、プロの独立した家庭教師が競合となるため、それ以上の単価設定は、自身の専門性や実績を十分にアピールできる段階になってから検討するのが一般的です。



オンライン家庭教師の収入事情については「オンライン家庭教師の月収はどれくらい?リアルな年収や収入アップのコツをプロ講師が解説します」にて詳しく解説しています。
【絶対必要】オンライン家庭教師を始めるにあたって必要なもの


パソコン
オンライン家庭教師として活動する上で、パソコンは必須のツールです。安定した通信環境で授業を行うため、ある程度のスペックを備えたパソコンを用意する必要があります。ウェブカメラとマイクが内蔵されているノートパソコンであれば、追加の機材なしで手軽に始められます。授業中は資料共有や画面書き込みなども行うため、処理能力の高いパソコンを選ぶことで、スムーズな授業進行が可能となるでしょう。
インターネット環境
オンライン授業の品質を保つためには、安定した高速インターネット環境が不可欠です。特に光回線のような有線接続は、無線接続よりも通信が安定しやすく、授業中に音声が途切れたり、映像が乱れたりするトラブルを避ける上で非常に重要です。生徒との円滑なコミュニケーションのためにも、自宅のインターネット環境を事前に確認し、必要であればアップグレードを検討しましょう。
【あると便利】オンライン家庭教師を始めるにあたって必要なもの


モニター
オンライン家庭教師の授業で、追加のモニターがあると非常に便利です。メイン画面で生徒の顔を見ながら、もう一つの画面で教材を表示したり、資料を共有したりできるため、より効率的に授業を進められます。生徒の学習状況を把握しつつ、豊富な情報を提供することで、質の高い指導に繋がるでしょう。特に、図形問題や長文読解など、複数の情報を同時に確認する必要がある科目では、その効果を実感します。



安いものでは、新品で一万円以下のモニターが購入可能です。画面をみれば問題ないので、海外製の安価なモデルでも十分です。
マイクヘッドセット
クリアな音声で生徒とコミュニケーションを取るために、マイクヘッドセットの準備をおすすめします。パソコン内蔵のマイクよりも、ヘッドセットの方が周囲の雑音を遮断し、講師の声だけをクリアに届けられます。生徒側も聞き取りやすくなるため、授業の集中力向上にも繋がります。特に、オンラインでの音声は対面よりも途切れやすいため、音声品質にこだわることで、ストレスのない学習環境を提供できるでしょう。
タブレット
タブレットは、オンライン授業の幅を広げる便利なツールです。手書きで板書をしたり、図形を描いたり、教材に直接書き込んだりできるため、対面授業に近い感覚で指導を行えます。特に算数や理科など、図や式を多用する科目では、タブレットの活用が生徒の理解を深めるのに役立ちます。また、共有画面に手書きで解説を加えることで、視覚的に分かりやすい授業を提供できるでしょう。
家庭用プリンター
オンライン家庭教師として活動する上で、家庭用プリンターがあると非常に便利です。授業で使用するプリントや、生徒への課題などを印刷し、PDF化して送付する際に役立ちます。市販の参考書や問題集の一部をスキャンして教材として利用する場合も、プリンターの機能が活躍します。手元に紙媒体の教材を置いておきたい場合にも重宝するため、準備を検討することをおすすめします。



毎日のように問題を印刷したりするので、紙代やインク代は意外にもかかります!経費精算して節税していきましょう。
【使えるサービス】オンライン家庭教師にとっての神サービス


スキャンピー(書籍のPDF化サービス)
スキャンピーは、書籍をPDF化してくれる便利なサービスです。オンライン家庭教師にとって、参考書や問題集をデジタル化して利用できることは大きなメリットとなります。これにより、紙の教材を持ち運ぶ必要がなくなり、いつでもどこでも教材にアクセスできるようになります。また、PDF化した教材は、オンライン授業で画面共有する際に非常に役立ち、生徒と一緒に同じ画面を見ながら効率的に学習を進められます。
Googleミート
Google Meetの自動文字起こし機能は、オンライン家庭教師の授業にとっての強い味方です。この機能を使えば、授業中の会話がリアルタイムでテキスト化されるため、生徒の発言や質問を正確に記録できます。後から授業内容を振り返る際にも役立ち、生徒の理解度や疑問点を把握しやすくなります。また、生徒が聞き取れなかった部分を文字で確認できるため、学習効果の向上にも繋がるでしょう。
ビジネス用LINE
ビジネス用LINEは、無料で使用でき、生徒や保護者との連絡手段として非常に有効なツールです。授業のスケジュール調整や急な連絡、質問への対応などを迅速かつ手軽に行えます。通常のLINEアカウントと分けて利用できるため、プライベートと仕事の区別を明確に保てます。また、メッセージだけでなく、写真やファイルを簡単に共有できる点も、オンライン家庭教師にとって大きなメリットとなるでしょう。



メールアドレスでのやり取りは双方にとって負担が大きいので、チャットで連絡を取り合うのがおすすめです。
まとめ


オンライン家庭教師は、時間や場所に縛られずに働ける、柔軟性とやりがいの大きい仕事です。特に、未経験から始める場合は、「業務委託/フリーランス型」で特定の科目に絞って指導をスタートすることをおすすめします。自分の強みを明確にし、生徒の具体的なニーズに応えることで、着実に実績を積み、信頼される講師を目指すことが可能です。必要なツールを揃え、質の高い指導を提供することで、オンライン家庭教師としてのキャリアを築いていけるでしょう。
オンライン家庭教師として働くには、どのような働き方がありますか?
オンライン家庭教師には、企業に正社員として勤務する「従業員型」、マッチングサイトなどを利用して生徒を獲得する「業務委託/フリーランス型」、そしてご自身で集客から全てを行う「完全独立型」の大きく3つの働き方があります。それぞれにメリットとデメリットがあります。
オンライン家庭教師が未経験の場合、どの働き方から始めるのがおすすめですか?
未経験からオンライン家庭教師を始める方には、「業務委託/フリーランス型」がおすすめです。授業内容や教材選びの自由度が高く、運営会社の数も多いため集客がしやすいのが特徴です。また、働く時間の調整がしやすく、ほぼリスクなく始められます。
オンライン家庭教師として生徒を獲得するために、自分の「強み」をどのようにアピールすれば良いですか?
オンライン家庭教師として生徒を獲得するには、ご自身の「強み」を明確にアピールすることが重要です。「どんな科目・学年でも教えられます」ではなく、特定の科目や学年に強みを絞り込み、その分野での専門性を前面に出すことで、保護者からの信頼を得やすくなります。
オンライン家庭教師の収入は、未経験の場合どれくらいを想定しておけば良いですか?
未経験からオンライン家庭教師を始める場合、初月の収入は10,000円以下を想定しておくのが現実的です。スタート時の時給は2,000円程度を目安とし、経験を積むことで徐々に時給5,000円程度まで上げていくことを目指すと良いでしょう。
オンライン家庭教師を始めるにあたって、最低限必要なものは何ですか?
オンライン家庭教師として活動する上で、必須となるのは「パソコン」と「安定したインターネット環境」です。これらがあればすぐに指導を始めることができます。より質の高い授業を提供するためには、モニターやマイクヘッドセット、タブレットなどがあると便利です。
当ブログでは受験勉強に関する様々な情報をプロ講師目線で発信しています。他の記事もぜひご覧ください。
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