この記事書いた人
出身大学:慶應義塾大学
略歴:大学時代から中学受験の指導に携わる。
アルバイトでありながら、
オリジナル教材の作成や有名校の過去問研究に精を出し、
校舎の国語授業の満足度ランキング一位を獲得する。
その後、
本業の傍ら中学受験についての
情報発信やプライベートレッスンを事業として展開。
日々、精進中。※名前はビジネスネームです。
当サイトではアフィリエイトプログラムを
利用して商品を紹介しています
この記事でわかること
- 中学受験国語で確実に合格点をとるためのポイント
- 中学受験国語で合格点をとるために覚えるべき慣用句一覧
- 慣用句学習のポイント
- 語彙学習でおすすめの参考書
中学受験の慣用句の学習ポイントを一挙公開!
みなさん、こんにちは!中学受験プロ講師の神泉忍です。私は、2013年から10年以上中学受験の指導に携わり、2017年からはオンライン指導とオフライン指導をハイブリッドした私塾を運営しています。
今回の記事は、「中学受験国語の慣用句の学習」というテーマでお届けしていきます。実際のことわざ以外にも国語学習で抑えるべき学習戦略もプロ講師目線でお伝えできればと思います。
中学受験国語で確実に合格点をとるための3つのポイント
ことわざの具体的な学習アドバイスに入る前に、中学受験国語において、合格点を確実にとるための3つのポイントを解説します。このポイントが理解できているかどうかで、大きく点数が変わってきます。
①難問・奇問に目を奪われない
中学受験国語の学習アドバイスを受けていると多くの保護者や受験生が「難問奇問」に目を奪われています。模試や過去問の相談を受けてみると
- 記述が得点できない
- 選択肢問題が安定しない
- 読解が時間内に終わらない
といったお悩みをいただくことが非常に多いです。ただ実際の解答を見てみると
- 簡単な漢字問題
- 簡単な語彙問題
- 簡単な選択肢問題
- 簡単な記述問題
- 簡単な抜き出し問題
が得点できていないということが多々あります。難問・奇問は、上位層も得点率は低いです。まずは、簡単に得点が可能な問題を抑えていきましょう。
簡単な問題をすべて得点できれば、合格点にかなり近づきます。国語に限らず、簡単で基本的な問題を確実に得点することが試験では大切です。
②知識問題を確実に得点する
中学受験国語で確実に得点するポイントの2つ目は、知識問題を確実に得点することです。知識問題は、寄せ集めるとおおよそ「全体合計点の20~30%」を占めています。合格最低点が60~70%であることを考えると、非常にインパクトの大きい点数です。上位合格者ほど、知識問題での失点は少ないです。基本的には、知識問題を9割~満点のパフォーマンスをしています。
例えば、漢字問題であれば、難関校であっても「小学校指導要領」から出題されます。中学受験だからといって変に難しい漢字が出題されているわけではありません。語彙問題も同様で、通常の受験対策で得点可能なものがほとんどです。
③簡単な選択肢問題を得点する
中学受験国語で合格点をとるための3つ目のポイントは、「簡単な選択肢問題」を確実に得点するということです。記述問題ではなく、選択肢問題としているのは以下の理由があります。
- 記述問題に比べ方法論が確立しやすく解き方が明確である
- 二択まで絞り込めば50%の確率で正解できる
- 配点が大きくコストパフォーマンスが良い
選択肢問題は、攻略法が確立しやすいです。明らかに誤っている選択肢を排除するだけで正答率がぐんとあがります。例えば、選択肢問題は、以下の「誤り選択肢の法則」をマスターすることで正答率を大幅にアップさせることができます。
筆者の主張と「逆の立場の主張」の選択肢は×
論説でも小説でも、文章中に対比関係が潜んでいます。その対比関係を読み取れているかを確かめるためには、文中と真逆の内容を誤り選択肢として設定するのです。
「過剰な物言い」が含まれる選択肢は基本的に×
「必ず」「絶対」「~以外は考えられない」など、強い表現が出ている選択肢は基本的に間違いの可能性が高いです。「また新しい真実が明らかになるかもしれない」という可能性を残すのが言論というものです。その原則に反してしまっているのですね。
「常識的に考えて明らかにおかしい内容」が書かれている選択肢は×
本文に書かれている以前に常識的に考えておかしいような内容はそもそも正解になりません。
「部分的で細かい話」に終始している選択肢はあやしい
話の全体構造を把握できている方が読解として重要です。にもかかわらず一部分のみを取り出して内容が展開されている選択肢は間違いの可能性が高いです。たまにこみいった話を問うてくる時もあるので、100%ではありませんが、かなりあやしいです。
「否定的な内容」に終始している選択肢はあやしい
何かしら前向きなメッセージを発するというのが、論説、小説問わず、文章そのものの共通点になります。にもかかわらず否定的な内容のみ書かれている選択肢は間違いの可能性が高いです。
「書かれている情報の幅が狭く他の選択肢で代替可能」な選択肢はあやしい
その選択肢自体は不正解ではないけれど、それより他にもっと良い選択肢があるという状態です。最適な選択肢ではないから、選べないという理由で×になります。
この誤り選択肢の法則でもわからない問題は難問で正答率が低い問題になります。誤り選択肢法で得点可能な問題を確実に得点することで合格点に近づくことができます。
配点についても、知識問題の2倍程度に設定されていることが多く、記号を答えるだけでそれだけの点数がくるのは、非常にコスパが良いです。難しい選択肢問題も一部含まれている場合でも、絞り込めれば正答率30%程度の問題に変化します。記述に比べ部分点を獲得できないというデメリットもありますが、それを差し引いても、読解問題の中では、抑えるべき問題の筆頭になります。日ごろの勉強では、選択肢を選んで点数が来るか来ないかという単純な見方をするのではなく、「なぜ正解か」「なぜ不正解か」という視点をもって勉強に取り組みましょう。
ちなみに、中学受験国語の選択肢問題の攻略法とおすすめテキストについてはこちらの記事で解説しています。
受験頻出の慣用句359語を一挙紹介!
【基本レベルの慣用句185語】国語が苦手ならまずここから!!
あ行/42語
- 相づちを打つ
話している人に同意すること。 - 揚げ足をとる
人の間違いを指摘すること。 - あごを出す
疲れてくたくたになること。 - 朝飯前
簡単にできること。 - 足が地につかない
落ち着かずふわふわしていること。 - 足が出る
お金を使いすぎること。 - 足が棒になる
足がとても疲れること。 - 味もそっけもない
面白みがなくつまらないこと。 - 足を洗う
悪いことをやめること。 - 味をしめる
調子に乗ること。 - 足を引っ張る
他の人の邪魔をすること。 - 頭が上がらない
相手に強く出られないこと。 - 後の祭り
手遅れでどうにもならないこと。 - 穴の開くほど
じっと見つめること。 - 油を売る
時間をむだにすること。 - あわを食う
とてもびっくりすること。 - 息を殺す
息をひそめて静かにすること。 - 息をのむ
驚いて声も出ないこと。 - いたちごっこ
何度も同じことを繰り返すこと。 - 板につく
慣れてきて自然にできるようになること。 - 一か八か
成功するか失敗するかわからない賭けをすること。 - 一目置く
相手を尊敬して一歩引くこと。 - 一糸乱れず
きちんと整って乱れがないこと。 - 一杯食わす
だまされること。 - いもを洗うよう
とても混み合っている様子。 - 雨後の筍
次々と物事が起こること。 - 浮き足立つ
怖かったり不安で落ち着かないこと。 - 後ろ髪を引かれる
心残りがあってすっきりしないこと。 - 後ろ指をさされる
悪いことをして陰口を言われること。 - うだつが上がらない
出世や成功ができないこと。 - 腕が鳴る
やる気や力を出したくてうずうずしていること。 - 腕におぼえがある
自分の力に自信があること。 - 腕によりをかける
全力を出して何かをすること。 - 鰻のぼり
急に地位や評価が高くなること。 - 馬が合う
性格や考えが合うこと。 - うりふたつ
見た目がそっくりなこと。 - 上の空
集中できていないこと。 - 大目玉を食う
とても強く怒られること。 - 奥歯に物がはさまる
はっきり言わずに遠回しに話すこと。 - 鬼の首をとったよう
何か大きな成果を出して得意になること。 - 尾ひれをつける
話を大げさにすること。 - 親のすねをかじる
親に頼って生活すること。
か行/37語
- 顔が広い
知り合いや友達が多いこと。 - 顔から火が出る
とても恥ずかしい思いをすること。 - 顔に泥をぬる
名誉を傷つけるようなことをすること。 - 顔を立て
相手の立場や面目を大事にすること。 - かたずをのむ
緊張して見守ること。 - 肩で風を切る
自信満々で堂々と歩くこと。 - 肩の荷がおりる
責任や心配事がなくなり、ほっとすること。 - 肩身がせまい
恥ずかしい思いをして肩身が狭いと感じること。 - 肩を並べる
同じくらいの力や地位になること。 - 肩を持つ
誰かの味方をすること。 - かぶとをぬぐ
敬意を表して降参すること。 - 借りてきた猫
おとなしくしている様子。 - 気が置けない
気楽に付き合えること。 - 気が気でない
心配で落ち着かないこと。 - 狐につままれる
何が起きたかわからず、ぼんやりしていること。 - 気に病む
何かを気にして心配すること。 - 肝をつぶす
とても驚くこと。 - 釘をさす
念押しをして注意すること。 - 草の根を分けてさがす
とても丁寧にあちこち探すこと。 - 口が軽い
秘密をすぐ話してしまうこと。 - 口がすっぱくなる
何度も繰り返して注意すること。 - 口が減らない
負けずに言い返すこと。 - 口車に乗る
うまい言葉にだまされること。 - くちばしを入れる
関係ないことに口を出すこと。 - 首が回らない
借金や忙しさで余裕がないこと。 - 首を長くする
待ち遠しく思うこと。 - くもの子を散らす
みんなが一斉に逃げること。 - 雲をつかむ
はっきりせず、つかみどころがないこと。 - 煙に巻く
わざと話を難しくして、相手を困らせること。 - けりがつく
物事が終わること。 - けんもほろろ
冷たく相手を断ること。 - 黒白を争う
正しいか間違っているかをはっきりさせること。 - 心を鬼にする
厳しくするために、自分の優しさを抑えること。 - 心をくだく
一生懸命に考えたり心配したりすること。 - 腰が低い
謙虚で丁寧な態度をとること。 - 腰を折る
話や進行を邪魔すること。 - ごまをする
偉い人に気に入られるようにお世辞を言うこと。
さ行/14語
- さじを投げる
もうどうにもならないとあきらめること。 - さばを読む
自分に都合よく数字をごまかすこと。 - 舌つづみを打つ
おいしいものを食べて、幸せそうな様子をすること。 - 舌を巻く
驚いて言葉が出ないこと。 - しっぽを出す
隠していた悪いことがバレること。 - しっぽを巻く
恥ずかしくて逃げ出すこと。 - しのぎをけずる
互いに激しく競争すること。 - 白羽の矢が立つ
特別に選ばれること。 - しらを切る
知らないふりをすること。 - 尻馬に乗る
他人の意見に簡単に乗っかること。 - 尻に火がつく
急いで行動しなければならない状況になること。 - すずめの涙
とても少ない量のこと。 - 図に乗る
調子に乗ってやりすぎること。 - すみに置けない
意外に優れたところがあって感心すること。
た行/18語
- 太鼓判を押す
自信を持って保証すること。 - 台無しにする
努力や成果をむだにすること。 - 高嶺の花
きれいだけど、自分には手が届かないものや人のこと。 - 高をくくる
相手を軽く見て甘く考えること。 - 竹を割ったよう
さっぱりした性格で素直なこと。 - 立て板に水
話がとても上手で流れるように進むこと。 - 棚に上げる
自分の悪いところを無視して他人を責めること。 - 玉にきず
ほぼ完璧だけど少しだけ欠点があること。 - 血も涙もない
思いやりがなく冷たいこと。 - 手塩にかける
大事に世話をして育てること。 - 手に余る
自分では手に負えないくらい難しいこと。 - 手の裏を返す
態度や行動を急に変えること。 - 手をこまねく
何もせずに見ているだけのこと。 - 手を抜く
手間を省いていい加減にやること。 - 手を焼く
対処が難しくて困ること。 - 峠を越す
一番大変な時を過ぎること。 - とどのつまり
結局のところ。 - 途方に暮れる
どうしたらいいかわからなくなること。
な行/11語
- 長い目で見る
焦らずに先のことを考えること。 - 梨のつぶて
返事や連絡が全くないこと。 - 涙をのむ
悔しいけれど我慢すること。 - 二の足を踏む
迷って行動をためらうこと。 - 二の句がつげない
驚いて何も言えなくなること。 - 猫の手も借りたい
とても忙しいこと。 - 猫をかぶる
本当の性格を隠しておとなしくすること。 - 寝耳に水
突然の出来事に驚くこと。 - 根も葉もない
全く根拠がないこと。 - 音をあげる
耐えられずに弱音を吐くこと。 - のどから手が出る
とても欲しくてたまらないこと。
は行/17語
- 歯が立たない
全くかなわないこと。 - 鼻が高い
自慢に思うこと。 - 話に花が咲く
楽しくて話が盛り上がること。 - 鼻にかける
自慢すること。 - 鼻につく
嫌な感じがすること。 - 鼻をあかす
相手を出し抜くこと。 - 羽をのばす
- 自由にリラックスすること。
- 腹が黒い
心の中で悪いことを考えること。 - 腹がすわる
落ち着いてどっしり構えること。 - はらわたが煮えくりかえる
とても怒ること。 - 腹をくくる
覚悟を決めること。 - 腹をさぐる
相手の気持ちや考えを探ること。 - ひざを打つ
良いアイデアや答えがひらめくこと。 - ひざを交える
親しく話し合うこと。 - 火の消えたよう
活気や元気がなくなること。 - 百も承知
十分にわかっていること。 - ピンからキリまで
良いものから悪いものまで、いろいろあること。 - ふいになる
努力や成果がむだになること。 - 不意をつく
相手が油断しているときに驚かせること。 - 袋のねずみ
逃げ場がない状態になること。 - 腑に落ちない
納得できないこと。 - へそを曲げる
機嫌を悪くすること。 - 棒に振る
努力をむだにすること。 - ほおが落ちる
とてもおいしいこと。 - ほぞをかむ
後悔すること。 - 骨が折れる
大変で苦労すること。
ま行/32語
- まくらを高くする
安心して眠ること。 - 眉につばをつける
騙されないように気をつけること。 - 眉をひそめる
心配や嫌な気持ちで顔をしかめること。 - 水入らず
親しい人だけで集まること。 - 水に流す
過去の嫌なことを忘れて許すこと。 - 水の泡になる
頑張ったことが全部むだになること。 - 水を打ったよう
周りがとても静かになること。 - 耳が痛い
他の人の話が自分に当てはまっていて、つらい気持ちになること。 - 耳が早い
情報を聞くのがとても早いこと。 - 耳にたこができる
同じことを何度も聞かされて、うんざりすること。 - 耳を貸す
他の人の話をよく聞くこと。 - 耳をそろえる
お金などをきちんと全部そろえて用意すること。 - 身もふたもない
言葉や態度がストレートすぎて、やさしさがないこと。 - 身を粉にする
一生懸命に頑張ること。 - 虫がいい
自分勝手なこと。 - 虫が知らせる
何か悪いことが起こる気がすること。 - 虫が好かない
なんとなく嫌な気持ちになること。 - 虫の居所が悪い
機嫌が悪いこと。 - 胸を張る
自信を持つこと。 - 目が肥える
たくさん見たり経験したりして、良いものと悪いものを見分ける力がつくこと。 - 目からうろこが落ちる
急に物事の本当のことが分かって驚くこと。 - 目くじらを立てる
小さなことに対して怒ったり注意したりすること。 - 目と鼻の先
とても近い場所や距離のこと。 - 目に余る
あまりにもひどくて、見ていられないこと。 - 目にもの見せる
相手に自分の力を思い知らせること。 - 目の色を変える
必死になったり驚いたりすること。 - 目のかたきをにする
恨みを晴らすこと。 - 目鼻がつく
物事の形や計画がだいたい整うこと。 - 目をかける
特別に気にかけて面倒を見ること。 - 目を三角にする
怒ったり興奮したりして、怖い目つきになること。 - 目を白黒させる
驚いたり、苦しんだりして目を大きく開けること。 - 目を丸くする
驚いて目を大きく開けること。
や行/3語
- やぶから棒
急に何かが起きること。 - 山をかける
何かを予測して行動すること。 - 指をくわえる
うらやましく思いながら何もできないでいること。
わ行/2語
- わらにもすがる
とても困っているときに、少しの助けでも頼りにすること。 - 輪をかける
何かをさらに強調したり、大げさにしたりすること。
【受験レベルの慣用句174語】ここもできたら完ぺき!!
あ行/48語
- 開いた口がふさがらない
驚きすぎて何も言えなくなること。 - 合いの手を入れる
誰かが話したり歌ったりしている間に、ちょうどよく声を出して盛り上げること。 - 阿吽の呼吸
- お互いに言わなくても、気持ちや行動がぴったり合うこと。
- 青筋を立てる
怒りで顔に力が入って血管が浮き出るようす。 - 灰汁が強い
性格や言動がきつくて、少し扱いにくいこと。 - 拳げ句の果て
最後の最後、どうにもならない状態になること。 - 胡座をかく
自分だけ楽をする。 - 足並みがそろう
みんなで力を合わせて進むこと。 - 足下に火がつく
緊急事態が起きて、急いで何かをしなければいけない状態になること。 - 汗水たらす
一生懸命働くこと。 - 頭が固い
考え方が変わらず、新しいことを受け入れにくい。 - 頭が切れる
頭の回転が速く、賢い。 - 頭が下がる
敬意を持つ。 - 頭を冷やす
冷静になる。 - 当てが外れる
期待していたことがうまくいかない。 - 油をしぼる
きびしく注意や叱責をする。 - 甘い汁を吸う
苦労せずに利益を得る。 - 蟻のはい出る隙もない
とても厳重で、何も入れない状態。 - 合わせる顔がない
恥ずかしくて人に会えない。 - 暗礁に乗り上げる
物事が途中で行き詰まる。 - 痛くもかゆくもない
全然平気で気にしない。 - 至れり尽くせり
すべてが完璧に整えられている。 - 一から十まで
全部。 - 一刻を争う
急いで行う必要がある。 - 一矢を報いる
反撃して仕返しをする。 - 一石を投じる
問題を提起して、みんなが考えるきっかけを作る。 - 一本取られる
相手に出し抜かれて負けること。 - いの一番
何かを始めるときの一番最初。 - 否でも応でも
好きでも嫌いでも、仕方なくやること。 - 上を下への
物事がごちゃごちゃして混乱していること。 - 現を抜かす
何かに夢中になりすぎて他のことを忘れること。 - 打てば響く
言ったことややったことに対して、すぐに反応が返ってくること。 - 鵜呑みにする
よく考えずにそのまま信じること。 - 鵜の目鷹の目
一生懸命に何かを探すようす。 - 産みの苦しみ
何か新しいものを作り出すときに大変な思いをすること。 - 有無をいわせず
相手の意見を聞かずに無理やりすること。 - うんちくを傾ける
自分が知っていることをたくさん話すこと。 - 英気を養う
元気を取り戻すために休むこと。 - 得体が知れない
正体や性格がわからなくて気味が悪いこと。 - 襟を正す
心を引きしめて、きちんとすること。 - おうむ返し
相手が言ったことをそのまま繰り返すこと。 - 大口をたたく
実現できそうもない大きなことを言うこと。 - 大船に乗ったよう
とても安心している気持ちのこと。 - 大風呂敷を広げる
大げさなことを言ったり、できそうもないことを言うこと。 - おくびにも出さない
何も言わず、秘密を守ること。 - お茶をにごす
適当にごまかしてその場をしのぐこと。 - お眼鏡にかなう
偉い人や目上の人に認められること。 - 恩に着る
人から親切にされて、ありがたいと思うこと。
か行/18語
- 顔色をうかがう
相手の気持ちや考えを気にして、注意深く様子を見ること。 - 片足をつっこむ
何かを始めかける、または関わり始めること。 - 活を入れる
やる気を出させたり、元気づけたりすること。 - 合点が行く
理解して納得すること。 - 閑古鳥が鳴く
人がいなくて、さびれている様子。 - 間髪を入れず
少しも時間をおかず、すぐに行動すること。 - 聞き耳を立てる
よく注意して聞こうとすること。 - 襟を返す
それまでの態度を急に変えること。 - 琴線に触れる
心の奥深くに感動を与えること。 - ぐうの音も出ない
相手に言い返せないほど負けたり、納得させられること。 - 苦杯をなめる
つらい思いや悔しい経験をすること。 - 逆鱗に触れる
とても偉い人や怒りやすい人をひどく怒らせてしまうこと。 - 檄を飛ばす
人々に強く呼びかけて、行動を促すこと。 - けれんみがない
見せかけや飾り気がなく、まじめで素直な様子。 - 業を煮やす
待ちきれず、イライラして怒ること。 - 腰が引ける
怖がって、前に進もうとしないこと。 - 後手に回る
行動が遅れて相手に先を越されること。 - 小耳にはさむ
たまたま聞いたことが耳に入ること。
さ行/17語
- 様になる
見た目や振る舞いが立派で、かっこよくなること。 - 三拍子そろう
必要な条件が全部そろっていること。 - 思案に暮れる
どうすればいいか分からず、悩むこと。 - 敷居が高い
行きづらい理由があって、なかなか行けないこと。 - 地団駄を踏む
悔しくて足を踏み鳴らすこと。 - しっぽをつかむ
悪いことや隠していることを見つけること。 - しびれを切らす
待ちきれなくて、イライラすること。 - 耳目を集める
多くの人の関心や注目を集めること。 - 寝食を忘れる
一つのことに夢中になり、食べたり寝たりするのを忘れること。 - 進退きわまる
どうしていいかわからない状態になること。 - 砂をかむよう
面白くなく、つまらない気持ちになること。 - 関の山
自分にできる精一杯のこと。 - 堰を切る
溜めていたものが一気に動き出すこと。 - 狭き門
達成するのがとても難しいこと。 - 先見の明
先のことを予測して見通す力があること。 - 外堀をうめる
物事を進めるための準備をしていくこと。 - 反りが合わない
性格や考えが合わず、うまくいかないこと。
た行/9語
- 手綱を締める
厳しくコントロールすること。 - 旋毛を曲げる
機嫌を悪くすること。 - 手取り足取り
丁寧に教えること。 - 手に汗をにぎる
緊張や興奮でドキドキすること。 - 手も足も出ない
全然何もできない状態。 - 天狗になる
自分のことを偉いと思って、調子に乗ること。 - 取って付けたよう
不自然で急に作られた感じがすること。 - 虎の子
大切にしているもの。 - 取りつく島がない
相手が冷たくて、どうにも話せないこと。
な行/12語
- 泣く子もだまる
とてもすごい力や迫力があること。 - 為せば成る
頑張れば、どんなことでもできるということ。 - 波風が立つ
トラブルや問題が起きること。 - 奈落の底
とてもつらい状況やひどい状態。 - 二の次にする
大事なことを後回しにすること。 - 二の舞
同じ失敗を繰り返すこと。 - 二番煎じ
すでにやったことの繰り返しで、面白くないこと。 - 二枚舌を使う
嘘をついたり、違うことを言ったりすること。 - 抜き差しならない
どうにも動けない、逃げられない状態。 - 願ったり叶ったり
自分の希望がそのままかなうこと。 - 根掘り葉掘り
細かいことまでしつこく聞くこと。 - のっぴきならない
どうしても避けられない状況。
は行/29語
- 拍車をかける
物事をさらに進めたり、加速させたりすること。 - 薄氷を踏む
とても危ない状況にいること。 - 歯応えがある
挑戦しがいがある、やりがいがあること。 - 梯子を外される
仲間に見捨てられたり、急に支援がなくなること。 - 旗色が悪い
状況が悪く、不利な立場にあること。 - 発破をかける
人にやる気を出させるように強く励ますこと。 - 花も実もある
見た目も中身も良いこと。 - 花を持たせる
他人に功績や評価を譲ること。 - 羽目を外す
調子に乗ってやりすぎてしまうこと。 - 判で押したよう
いつも同じで変わらないこと。 - 引きも切らず
人が絶え間なくやってくること。 - 引く手数多
求める人がたくさんいること。 - 額に汗する
一生懸命に働いて汗をかくこと。 - 一息入れる
少し休憩を取ること。 - 日の目を見る
世の中に認められること。 - 火花を散らす
激しく争ったり、競い合ったりすること。 - 火ぶたを切る
戦いや競争が始まること。 - 氷山の一角
見えているのは一部分で、もっと大きなものが隠れていること。 - ひんしゅくを買う
他人から嫌われたり、怒られたりすること。 - 風雲急を告げる
何かが起こりそうな緊張した状況。 - 風前の灯火
非常に危険な状態であること。 - 筆が立つ
文章を書くのが上手なこと。 - ふるいにかける
人や物を選び分けること。 - ほうほうの体
必死で逃げる様子。 - ほえ面をかく
恥をかいたり、困ったりして悲しそうな顔をすること。 - ほとぼりが冷める
時間がたって騒ぎや興奮がおさまること。 - 骨抜きにされる
大切な部分や力をなくしてしまうこと。 - 骨身にしみる
とても深く感じたり、心に強く響くこと。 - ほらを吹く
話を大げさにして嘘をつくこと。
ま行/31語
- 間が悪い
ちょうど悪いタイミングで物事が起こること。 - 巻き添えを食う
他人のトラブルや悪いことに巻き込まれること。 - 勝るとも劣らぬ
同じくらい優れているか、それ以上であること。 - 股にかける
世界中やいろいろな場所を行き来すること。 - 的を射る
的確にポイントをつくこと。 - まなじりを決する
強い決意を持って立ち向かうこと。 - 目の当たりにする
実際に目の前で見ること。 - まんじりともしない
少しも眠らないこと。 - 満を持す
十分に準備して、良いタイミングを待つこと。 - 見栄を張る
実際よりも良く見せようとすること。 - 神輿を担ぐ
何かを大げさに応援すること。 - 水と油
性格や相性が合わず、全く違うこと。 - 水も漏らさぬ
非常に厳重で隙がないこと。 - 水を開ける
他の人よりも一歩リードすること。 - 水を差す
誰かの邪魔をして雰囲気を悪くすること。 - 身の毛がよだつ
非常に怖くてぞっとすること。 - 耳を疑う
聞いたことが信じられないほど驚くこと。 - 耳をそばだてる
一生懸命耳をすませて聞こうとすること。 - 見るに忍びない
見るのがつらくて耐えられないこと。 - 身を立てる
仕事や生き方で成功し、独立すること。 - 実を結ぶ
努力が結果になり、良いことが実現すること。 - 無用の長物
役に立たないものや、置いておくだけで意味がないもののこと。 - 明暗を分ける
大事な結果を左右すること。 - 目が利く
良いものや価値が分かること。 - 目頭が熱くなる
感動して目が熱くなること。 - めっきがはげる
隠れていた本当の姿や価値が明らかになること。 - 目処がつく
物事の見通しが立つこと。 - 目星をつける
目標や目的を決めること。 - めりはりをつける
やることに強弱をつけること。 - 目を皿のようにする
一生懸命に探すこと。 - 諸刃の剣
役に立つが危険も伴うもの。
や行/4語
- 矢面に立つ
批判や責任を受ける立場になること。 - 矢の催促
急いで欲しいと強くお願いすること。 - 世の習い
世の中でよくあること。 - 呼び声が高い
良い評判が広がること。
ら行/3語
- 埒が明かない
物事が進まないこと。 - 溜飲を下げる
胸のつかえが取れてすっきりすること。 - 頼を見ない
期待したものが見られないこと。
わ行/3語
- 脇目も振らず
一つのことに集中すること。 - 我に返る
自分を取り戻す。 - 我を忘れる
夢中になり自分を忘れること。
良質な語彙テキスト選びの基準
ここからは、中学受験国語で頻出のことわざを覚えるための参考書を紹介していきたいと思います。実際の参考書を紹介する前に、「どんな参考書を選ぶべきか」というポイントを三つに分けて解説します。
①中学受験専用のテキストとして作られているか
まず、「中学受験用に作られたテキストか」という点が重要です。小学生向けのテキストとして作られていたとしても、出題範囲がそう大きく変わるわけではありません。しかし、実際の出題実績をもとに作られている参考書の方が「覚えるぞ!」というモチベーションが保てます。
ただ、「国語が苦手な場合」や「低学年」の場合は、中学受験用のテキストは難易度が高くなってやる気をそいでしまうので、その場合は、簡単なテキストから取り組むのが良いでしょう。
この記事では、中学受験用のテキストと、簡単なテキスト両方を紹介しています。
②学習しやすいか
次に「学習のしやすさ」です。テキストや参考書は、情報が一元化されているほど好ましいです。慣用句が含まれる語彙学習も「このテキストをやっておけば大丈夫」という網羅性が求められます。学習事項がバラバラに散乱していると管理工数がかかり勉強のモチベーションもそがれますからね。
小6の1年間だけ勉強の「ゆる中学受験」は算数がメインだけど、国語の漢字・慣用句・ことわざ・四字熟語はやっておきたい。特に慣用句は物語文の読解にも活きるので身につけるとオトク!
市販テキストよりずーっと敷居を下げた慣用句教材を作るといいかも🤔並び順も、覚えやすいものからとか🤔
— トゥッティ|発達障害✕ゆる中受| (@llearningtoplay) November 5, 2024
③学習の状況にあわせて勉強ができるか
難易度を調整して、受験生ごとの状況にあわせて学習ができるかというのもポイントです。中学受験は、他の勉強の兼ね合いもあり、語彙学習に多くの時間を避けないケースも多々あります。その場合は、重要なものだけに取り組むなどの調整が各自でできる機能があると心強いです。例えば「試験の頻出度合いが慣用句ごとにつけられている」といった仕様ですね!そのような仕様がついていれば、時間をかけずに重要度が高い項目を先におさらいするという学習スタイルが可能になります。
プロ講師が選ぶおすすめの語彙テキスト
- ここからは、慣用句の学習を進める上で、おすすめの語彙テキストを紹介していきます。
- 学習のしやすさ
- 網羅性
- 機能性
などを吟味して選んだ参考書になります。ぜひ、お試しください。
受験学年におすすめの語彙テキスト
慣用句を学習する上でおすすめのテキストは、井上秀和先生の中学受験必須語彙シリーズです。こちらのシリーズは慣用句が含まれている上に、
- ことわざ
- 四字熟語
- 外来語
などあらゆる語彙ジャンルが網羅されているテキストになります。語彙の学習がこのテキストで一元化できるので、機能性も高いです。また、中学受験入試の出題実績をもとに作られているので、受験対策に特化しています。
アウトプットテキストがついているので、インプットだけでは終わらないところも非常に頼もしいですね!
低学年or国語に苦手意識がある人におすすめの語彙テキスト
ここからは、「低学年」or「国語が苦手」な受験生向けのテキストを紹介します。先ほどの中学受験語彙シリーズは網羅性が高いのですが、その分、量が多く、文字が小さいので、低学年の受験生や国語が苦手な受験生が取り組むのはハードルが高いかもしれません。こちらの「ちびまる子ちゃんシリーズ」は以下のメリットがあります。
- 一冊200語程度に収録されているので、教材として終わりが見えやすい
- イラストが豊富で楽しく学べる
- 二冊に分かれているので、重要度順にコスパよく取り組める
国語が苦手だったり、受験勉強になれていない場合は、取り組みやすいテキストから勉強すると良いです。その意味で一冊200語程度で、短期間で慣用句全体を習得できるこのテキストは最適な入門テキストでしょう。
私の授業では、このちびまる子のテキスト一冊を三週間ほどで習得してもらい自信をつけています!
この記事では、語彙の勉強法や関連の参考書をより詳しく解説しています。ぜひお読みください。
どれくらいの期間でマスターすればいい?
語彙は単純暗記の学習分野になります。単純暗記の学習分野は、勉強時間さえかければ学習進捗は自然と進んでいきます。ですので、受験を念頭におく場合、どれくらいのペースで終えるべきなのかを知っておくと良いでしょう。以下、中学受験を戦う上ではこのくらいのスピード感で勝負しなければならないという目安です。
推奨学習期間
今回は慣用句300語を覚える想定です。
推奨学習期間目安(慣用句300語を覚える場合)
- 理想的なペース:一ヶ月
- 1日10個ペースで覚える。他の科目との両立もある中、これくらいのペースで学習をすすめられると受験勉強の学習量も乗り越えられる。
- 標準的なペース:二ヶ月
- 1日5個ペースで覚える。中学受験を計画的に進めるのであれば、ちょうどよい学習量となる。
- 最低限のペース:五ヶ月
- 1日2個ペースで覚える。正直、受験学年がこのペースで勉強をするのでは大幅な遅れをとる形になります。ただ、勉強をそもそもやりたがらない場合や最低限の学習目標を達成するという意味では、このペースを守ると良い。
これが、推奨の学習ペースになります。ことわざ300語を目安にしていますが、他の語彙でも同様の計算でペースを求めてみてください。最初は、1日10個覚えることが難しいという受験生でも徐々になれてきて、1日10個をこなせるようになります。いきなり、「1日10個覚えるように」と圧をかけるのではなく、徐々に負荷をあげていく形で取り組むと良いでしょう。
慣用句から他のジャンルに広げていく
慣用句を最初のきっかけとして、語彙学習は、他の分野に広げていきましょう。
- 四字熟語(300語)
- ことわざ(300語)
- 慣用句(300語)
- カタカナ語(200語)
こんな具合で範囲を広げていくと、1000語以上の語彙をすぐにマスターできますし、受験の頻出知識事項も自然とマスターできます。
アプリやネットで見て覚えるのはアリ?
慣用句や語彙の習得のツールとして「ネットの無料教材」や「スマホアプリ」を使うのは、あまりおすすめできません。
- ネット広告が表示され学習しづらい
- アプリやタブなどでマルチタスク状態になり集中力が阻害される
- 学習コンテンツ以外の誘惑が多い
このような理由から、学習は、紙ベースで行うのが良いです。特に小学生であれば、インターネットは情報過多で小学生の脳には刺激が強すぎます。学習の質を最も高められるのは、紙での学習といえます。
慣用句習得のコツは?
ここからは、慣用句を効率的に覚えるコツを紹介します。
受験での出題パターンを意識する
「慣用句」「ことわざ」「四字熟語」をどの順番で取り組むべきか、というご質問をたまにいただきますが、効率を考えるのであれば「慣用句」を優先すると良いと言えます。理由は以下です。
慣用句を優先して覚えると良い理由
- 慣用句は、論説や物語の本文の中に登場する
- 本文で登場するため、読解の理解に直結する知識となる
- 四字熟語やことわざは、本文の中に登場する機会が少ない
- 単体の知識問題として出題されることが多い
慣用句は、読解の本文中に登場することが多いです。ですので、慣用句を覚えておけば読解の本文理解の手助けになるでしょう。慣用句は、比喩的な表現なのでそもそも知っていないと意味自体が理解できませんからね。一方で、四字熟語やことわざは、単体の知識問題として出題されることが多いです。
机以外で勉強する
慣用句に限らず、勉強で何かを暗記することは、「机で根つめて学習する」というより、立って覚えたり、机以外の場所で覚えることがおすすめです。例えば、壁に覚えたいこと書いた紙を貼り付けて唱えたり、親子でクイズ形式で覚えたりしましょう。その方が記憶の定着率も高まりますし、学習作業も楽しくなりますよ!
ちなみにこちらの記事では、おすすめの学習ポスターを紹介しています。机以外で暗記をすすめて勉強を楽しくしたい!という方はぜひ、ご覧ください。
なるべく早期に取り組む
国語の学習の本丸は、「読解」にあります。漢字や語彙はあくまで前哨戦で、語彙を1000以上覚えるのは、受験のスタートラインに立ったにすぎません。現在、低学年であれば、漢字や語彙などの単純暗記学習を進めていきましょう。低学年での読解トレーニングは、ストレスの方が大きくなってしまうのでは、私は推奨していません。
中学受験先輩ママに聞く低学年でやっておいてよかったこと
「ことわざや四字熟語、慣用句にかるたやパズル」
6年生のになって総復習にあまり時間を取られずに済んだようです。#中学受験 pic.twitter.com/sIqXdkNDPU
— 受験と教育の情報サイト「インターエデュ編集部」 (@interedu) August 10, 2024
ランダムアウトプット形式で覚える
最後に、「本番を想定して日ごろの学習を行う」ということがポイントです。テキストを何回も回していると、「あーこれはもう覚えている」という感覚になり、形式的な暗記に陥ってしまうことが多々あります。実際の試験では、学習対象の知識がランダムに出題されます。日ごろの勉強だと得点ができるけど、模試や本番で点数がとれない受験生は、ランダムにアウトプットする習慣が足りていないか、その演習量が足りていないです。以下のやり方を試してみてください。
ランダムアウトプット形式の学習法(慣用句の場合)
- 覚えたい慣用句全体を見渡せる目次を開く
- 目次からランダムにことわざの意味を出題してもらう(もしくは自分で選ぶ)
- その意味を瞬時に切り返す
上記のような演習にすることで、「曖昧な記憶」の状態を最大限排除することができます。目次全体から出題するというのもポイントで、狭い対象範囲(ex.10個)で繰り返し覚えていると、記憶がマンネリ化してきて、実践的な演習ではなくなります。
常に「実践ではどう問われるか?」を意識し続けましょう。
まとめ
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。本記事のまとめ情報です。
確実に得点源となるところを抑えよう!
中学受験国語試験では、確実に点数が取れる分野でミスをしないようにしましょう。
確実に得点すべき問題
- 簡単な漢字問題
- 難関校であっても出題範囲は小学校指導要領の漢字内から出題されています
- 9割以上の得点を目指しましょう
- 簡単な語彙問題
- 本記事のテーマであることわざについていえば「300語」目安で覚えておきましょう
- 基本的には満点を目指しましょう
- 簡単な選択肢問題
- 選択肢問題は、記述問題に比べてパターン化しやすいです
- 明らかな誤り選択肢を消すだけで正答率は50%を超えます
- 上位合格者は選択肢問題を8割以上正解します
- 簡単な記述問題
- 記述問題では長文の難問に悩むよりも文字数が少ない簡単な問題を確実に当てましょう
- 結論があっていれば部分点が確実に得点できます
- 簡単な抜き出し問題
- 記述問題と異なり、正解がわかれば確実に得点できます
目標数を決めて毎日コツコツ覚える
慣用句300語を覚える場合
- 理想的には一日10個覚え、一か月で完遂しましょう
- 一日10個は最初きついと思いますので、一日2個⇒一日5個という形で徐々に負荷をかけていきましょう
- テキストの順番ではなくランダムアウトプット形式で不意打ちで思い出せるかを繰り返しましょう
- 試験では短時間で記憶を試されます
- 目次からランダムに覚えた四字熟語の意味を言えるかを試していきましょう。
おすすめの慣用句習得の参考書まとめ
中学受験に最適なことわざテキストまとめ
- 受験学年におすすめのテキスト
- 学習機能性が高く、中学受験に特化した語彙テキスト
- 国語が苦手or低学年におすすめのテキスト
- 一冊あたりの収録語数が少なく学習の成功体験を積みやすい
- イラストがポップで取り組みやすい