出題傾向
制限時間/得点/用紙
制限時間60分 得点60点 問題用紙B5/小冊子形式 解答用紙サイズA3
満点が60点という変わった形式なので注意が必要です。
また過去問演習の際は、問題用紙、解答用紙をできるだけ実践に近い形で印刷して練習することをおすすめすします。
記述問題は、どれくらいの量を書くべきか、解答欄の大きさによって把握するためです。
声の教育社の赤本には、実寸大にするための倍率が掲載されています。
圧倒的な記述量
記述問題を中心に出題しており、記述量は、600字に上ります。
男子校の有名中学ではトップクラスの記述量と言えるでしょう。
読解問題と知識問題のバランス
読解問題8割/知識問題2割
知識問題は漢字の書き取りが中心であり、毎年4問程度の出題です。
中学受験上、基本的な漢字が多く、満点を狙いっていきましょう。
得点テクニック
部分的な読解は着実に得点源にする
麻布中学校の読解問題の基本的な得点戦略は、
「部分的な読解」を試している設問を着実に当てていくというものだ。
後半にいくに従い難易度の高い設問が登場する。
「部分的な読解」を着実に得点した上で、
難易度の高い設問で可能な限り部分点をとっていこう。
心情を表す言葉を覚えて使いこなせるようにしておく
麻布中学校の問題は毎年小説が出題される。
そこで心情を表すような語彙を多く知り、
記述で使いこなせるようにしておくことで点数を引き上げることができる。
学習アドバイス
文章をすばやく丁寧に書く力をつけよう
600字に上る記述量を60分という試験時間内に書き切るためには、
日頃から丁寧な字で正確な文章表現の習得を意識する必要があります。
書いた字が読めるということはもちろん、
文法的にも語彙の表現でも熟達した文章力を磨いていきましょう。
類似の過去問
・駒場東邦中学
長文の小説が一問出題される。記号問題も含まれるが記述問題も豊富に出題されている。
・聖光学院中学 第三問
第三問に長文の小説が出題される。
記号問題が大半であるが、文章のレベルや時間制限、受験者層との兼ね合いを考慮すると良い演習になるだろう。
過去問分析
出題文原典
出題された知識問題
過去に麻布中学校で漢字の書き問題として出題された漢字の一覧です。
小学校指導要領1026字から逸脱した問題は出題されていません。
基礎的な漢字の対策がとても重要であることうかがえますね。