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【中学受験作文】対策に新聞やニュースは有効なの?合格答案が書けるか不安…

【中学受験作文】対策に新聞やニュースは有効なの?合格答案が書けるか不安…

この記事書いた人「神泉忍」について

  • 慶應義塾大学総合政策学部卒
  • 2013年から10年以上中学受験指導に携わる
  • 2017年からは、オンライン指導とオフライン指導を並行して実施する私塾を開設
  • 国語と作文指導が専門
  • YouTubeで受験関連の情報を発信中
  • 中高一貫校専門作文添削塾を運営中
  • 事業会社にてWEBマーケティング領域業務にも従事
  • 当サイトではアフィリエイトプログラムを使用しています
目次

公立中高一貫校作文試験の準備として、「時事対策」は必要なの?

結論:直接的な対策としては、不要

中学受験の作文試験の解答に「時事ネタ」をそのまま書く必要性は非常に低いです。時事ネタを書くだけで、点数がアップするわけではありません。時事ネタを盛り込むことによって、自分の主張の説明が強化されるのであれば、盛り込むべきです。しかし、中学受験の作文の特性を考えると、時事ネタを盛り込むことが点数アップにつながらず、むしろ点数を下げる可能性があります。

やり方を間違えなければ最強の武器になる

一方で、「時事ネタを勉強すること」が無意味というわけではありません。適切に学習すれば、新聞やニュースが公立中高一貫校の受験勉強の大きな手助けになります。この記事では、「公立中高一貫校専門の作文添削塾」を運営する神泉忍が、作文試験において時事ネタを学ぶ具体的な方法を解説していきます。

新聞やニュースの時事ネタを盛り込むことが、中学受験作文試験に不要である2つの理由

理由①出題されるテーマは、学級活動や中高生活の抱負など時事ネタが絡む確率が低いから

公立中高一貫校の作文試験において出題される確率が高いのは、「総合的な学習」です。

公立中高一貫校 作文問題 出題ジャンル 比率
公立中高一貫校 作文問題 出題ジャンル 比率
  • 総合的な学習に含まれる主要なテーマ
    • 中高生活での抱負
    • 学級活動運営
    • 地域社会運営

こういったテーマが出題されます。日常的な課題を扱うものが出題の大半を占め、社会的な時事ネタが話題にされる確率は非常に低いです。こちらの画像では、「総合的な学習」が4割となっているようにみあえますが、「エッセイ」「科学」「環境問題」を題材にしていたとしても、日常的な話題で終始しているのが中学受験の作文です。この点から、説明の材料として時事ネタが必要になる機会がほぼないといっていいでしょう。

理由②解答文字数が400文字程度の文章に社会的なネタを盛り込むと逆に論理性をそぐから

公立中高一貫校の作文試験における解答用紙の平均的な文字数は、「400文字前後」です。1文を50文字と仮定すれば、8文しか書くことができません。そのような少ない文字数では、「社会的なテーマ」を十分に説明することができません。そのような制約がある中で、時事ネタを盛り込むと不自然さが際立ちます。特に、小学生の作文は、論理性において稚拙さがあり、時事ネタを入れ込むことが説得力を増すことにつながらないことが常です。

じゃあ、新聞やニュースを読むことは意味のない対策になるの?

新聞やニュースに触れて、視野を広げることはやったほうがいい

では、中学受験作文の学習において「時事ネタ収集」は無意味なのでしょうか。全く、そんなことはありません。作文答案のレベルは、受験生本人の視野の広さと相関しています。直接的に時事ネタを答案に書くことは避けるべきですが、時事ネタに触れる学習はやるべきなのです。

「時事ネタをそのまま作文に入れ込むこと」は不自然になるのでやめた方が良い!

注意ポイントは、「時事ネタをそのまま作文に入れる」ことは、不自然なので辞めた方が良いということです。一方で、時事ネタを日頃のアイディアの糧として活かすことは、作文の答案のレベルを劇的に引き上げる勉強法といえるでしょう。ここから先に具体的な時事ネタの勉強法を解説していきます。

中学受験作文で時事問題を取り上げる際のポイント

時事問題をダイレクトに解決するのではなく、「中学生や高校生として何ができるか」というフィルターを通す

時事ネタを書くことが減点につながるのは、「そのまま時事ネタの問題を解決したい」といった話につなげるからです。

例えば、

  • 日本の国防力を高める必要がある
  • 少子高齢化を解決したい
  • エネルギー問題をなんとかしたい

といった話をそのまま書いたら、どう思われるでしょうか。「抽象的」「実現性がない」という評価を受けてしまいます。つまり、ただ、見聞きした時事ネタをそのまま作文に投影しているため、「ネタをそのまま盛り込んだ」という軽率さが際立っている状態なのです。

大切なのは、「その時事問題に対して、公立中高一貫校の学生としてどう向き合えるか」という視点です。

「クマ被害を減らしたい」と書くのではなく、「地域の自然の特徴を調べ人間と動植物がより良く共存できる方法を調べたい」と書く

時事問題をそのまま書くのではなく、「公立中高一貫校の学生としてどう向き合えるか」が大切です。例えば、「クマが人里に下りてくることによる被害の増加」というテーマを思いついたとしましょう。中高生活で一生懸命取り組みたいことの例として、「クマ被害の防止」と書くことは直接的すぎて、「なんとなく知っているニュースを書いた」印象を与えてしまいます。

以下のように中高生の学習テーマに落とし込んで書くことを目指しましょう。

  • クマが人里に下りてくることによる被害が増加している
  • 人間と動物の関わり方がどう変化しているのか
  • 住んでいる地域の歴史を調べて、自然環境と人間の生活がどのように変化してきたかを調べる

このように落とし込むことにより、中高一貫校の学生として地域の問題に向き合うことの現実味が増します。ちなみに、上記のネタを学生なりに解像度を上げると以下のような手順となります。

中高一貫校生として上記の問題を掘り下げる場合のアプローチ例
  • 現象から「背景」へ視点を移す
    単に「クマが出た」という事実だけでなく、過疎化による耕作放棄地の増加や、里山という「緩衝地帯」の消失といった社会構造の変化にまで目を向けます。
  • 学問的な「調査」の要素を加える
    「怖い」「守りたい」という感情論にとどまらず、地域の古地図と現在の様子を比較したり、自治体のオープンデータを用いて出没地点の傾向を分析したりするなど、客観的なアプローチを検討します。
  • 「自分にできる解決策」の解像度を上げる
    「ポスターで注意を呼びかける」といった子供向けの対策から一歩踏み込み、AIやセンサーを用いた侵入検知の仕組みや、地域コミュニティと連携した環境整備など、中高生ならではの探究活動として具体的なプランを練ります。
  • 多角的な「正解のない問い」として捉える
    被害を受ける農家、動物愛護を訴える都市住民、対策に追われる行政など、立場の異なるステークホルダーの意見を整理し、自分ならどう調整を図るかを模索します。

新聞やニュースで視野を広げてハイレベルな作文を具体的な方法

ここからは、時事問題を吸収してハイレベルな作文を書き上げる具体的な方法を解説していきます。

ステップ1.地域新聞をとって購読する(できなければ子ども新聞でOK)

まず、新聞を購読してみましょう。理想は、地域新聞です。公立中高一貫校では、地域の社会課題に向き合うことが多く、入試問題もその傾向が出ています。自分の地域でどんなことが話題になっているのか日頃から目を通しましょう。

ステップ2.ノートに関心がある問題を書き出しておく

次に、新聞で関心を持った話題を1日2~3個切り抜いてノートに貼っていきましょう。

  • なぜ関心を持ったのか
  • 作文に使えそうな情報があるか

をあわせてメモできれば非常に良いです。毎日やるだけで、60個以上のネタに触れることができます。1年続ければ、720個です。作文の点数が上がっていくことが容易に想像できるかと思います。

ステップ3.公立中高一貫校に入学した場合、関心がある地域の問題にどのようにアプローチするかを考える

最後に、関心をもった時事問題に対して、公立中高一貫校の学生としてどのようにアプローチするかを考えてみましょう。学校にどんな部活があるか、どんな授業があるかといったことを理解した上で、地域問題へのアプローチを考えれば、より現実味があり、筋の通った作文になっていきます。

全国新聞じゃなくて、地元の地域新聞じゃなければだめ?

全国新聞でも十分よい対策になるが、公立中高一貫校の特性を考えると地域新聞が良い

あえて地域新聞と書いたのにはわけがあります。全国新聞でも十分よいトレーニングになりますが、公立中高一貫校の特性を考えると、地域新聞が最適です。

通常の公立中学校や高校と異なり、公立中高一貫校では、「総合的な学習」の授業数が多いです。そこでは、主に地域課題の解決を実践的に学習します。役所の方と連携したり、道の駅マーケットでの施策を考えたり、かなり本格的な学習です。地域の問題を題材とされていることがわかりますし、入試問題でも地域に関する出題が多いです。

これらの事情を踏まえれば、地域の問題を網羅的に高密度で取り扱っている地域新聞に触れるのが最適ということになります。

新聞全てのページを読み通すと時間がかかるので、一面〜二面を読んでノートに書くだけでもOK

新聞全てのページを読み通すと時間がかかるので、1面~2面と範囲を決めて、切り抜きをするだけでもOKです。新聞で扱われる情報は、ネットニュースやSNSの情報に比べて硬派で良質な情報です。すべてを読み込まなくても十分に深い学びが得られるのでがんばって読んでみましょう。

時事ネタを交えた作文学習を一緒に進めましょう

今回は、時事ネタを交えた作文学習の具体的方法について解説しました。私は、公立中高一貫校専門の作文添削塾を運営しております。ビデオ通話でのレッスンや動画添削を受けてみたい方は、ぜひ無料のお問い合わせを申し込んでみてください。

公立中高一貫校作文添削の合格&指導実績一覧!

令和08年度(2026年度)
2026年度入試ユーザー様の声1
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2026年度入試ユーザー様の声2
2026年度入試ユーザー様の声2
2026年度入試ユーザー様の声3
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令和07年度(2025年度)
  • 合格実績
    • 東京都立小石川中等教育学校1名
    • 東京都立立川国際中等教育学校1名
    • 宮城県仙台二華中学校1名
    • 東京都立桜修館中等教育学校1名
    • 京都府立洛北高等学校附属中学校1名
    • 大分県立大分豊府中学校1名
    • 東京都立白鷗高等学校附属中学校1名
    • 千葉市立稲毛国際中等教育学校1名
  • 指導実績
    • 東京都立桜修館中等教育学校2名
    • 太田市立太田中学校1名
    • 東京都立富士高等学校附属中学校1名
    • 香川県立高松北中学校1名
    • 東京都立大泉高等学校附属中学校1名
    • 東京都立小石川中等教育学校2名
    • 神奈川県立相模原中等教育学校1名
    • さいたま市立浦和中学校1名
令和06年度(2024年度)
  • 合格実績
    • 東京都立立川国際中等教育学校1名
    • 東京都立富士高等学校附属中学校1名
    • 千葉県立東葛飾中学校1名
    • 大阪府立水都国際中学校1名
    • 青森県立三本木高等学校附属中学校1名
    • 新潟県立燕中等教育学校1名
  • 指導実績
    • 東京都立小石川中等教育学校2名
    • 東京都立桜修館中等教育学校3名
    • 東京都立大泉高等学校附属中学校1名
    • 埼玉県立伊奈学園中学校1名
    • 福岡県立嘉穂高等学校附属中学校1名
    • 滋賀県立守山中学校1名
    • 秋田県立大館国際情報学院中学校1名
令和05年度(2023年度)
  • 合格実績
    • 東京都立大泉高等学校附属中学校2名
    • 横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校附属中学校1名
    • 京都府立園部高等学校附属中学校1名
    • 福岡県立宗像中学校1名
    • 長崎県立佐世保北中学校1名
  • 指導実績
    • 栃木県立佐野高等学校附属中学校1名
    • 東京都立三鷹中等教育学校1名
    • 東京都立南多摩中等教育学校1名
    • 大阪府立咲くやこの花中学校1名
    • 東京都立桜修館中等教育学校1名
    • 愛媛県立今治東中等教育学校1名
    • 香川県立高松北中学校1名
    • 神奈川県立相模原中等教育学校1名
サクセスストーリー(小石川合格/2025年度)
  • 指導期間 2024年8月~2025年入試直前まで
  • 添削回数16回
  • 合格校:東京都立小石川中等教育学校

小六の夏から継続的に添削をしました。古い過去問をさかのぼり安定して点数がとれるようになるまで何度も添削を重ねました。見事、第一志望である「東京都立小石川中等教育学校」に合格。

東京都立小石川中等教育学校 合格実績
東京都立小石川中等教育学校 合格実績
サクセスストーリー(立川国際合格/2025年度)
  • 指導期間 2024年11月~2025年入試直前まで
  • 添削回数8回
  • 合格校:東京都立立川国際中等教育学校

立川国際の帰国枠を受検するとのことで、受検前年の冬から添削を申し込んでいただきました。合計8回の添削を経て、見事第一志望である「東京都立立川国際中等教育学校」に合格。

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