この記事書いた人「神泉忍」について
- 慶應義塾大学総合政策学部卒
- 2013年から10年以上中学受験指導に携わる
- 2017年からは、オンライン指導とオフライン指導を並行して実施する私塾を開設
- 国語と作文指導が専門
- YouTubeで受験関連の情報を発信中
- 中高一貫校専門作文添削塾を運営中
- 事業会社にてWEBマーケティング領域業務にも従事
- 当サイトではアフィリエイトプログラムを使用しています
中学受験の勉強に映画が効果的な理由

物語や論説の定番テーマを学ぶことができる
中学受験の国語では、物語文や論説文といった読解問題が出題されます。読解問題を解くには、登場人物の心情や筆者の主張を理解する能力が必要です。映画を視聴すると、視覚と聴覚を同時に使いながら、物語や論説の定番テーマに触れることができます。
- 友情
- 家族愛
- 社会問題
- 死生観
- 環境問題
- 自己肯定
- 他者理解
といったテーマは、多くの映画で扱われており、活字で読むよりも、感覚的に内容を理解しやすいです。

読解問題の演習でテーマに対する理解が深まるため、より深いレベルでの読解力養成につながります。
文字で勉強するよりも、記憶に残る
映画を活用すると、活字で暗記するよりも内容が頭に残りやすく、知識の定着につながります。例えば、歴史をテーマにした映画を見れば、当時の生活や文化、歴史上の出来事が映像として記憶されます。また、登場人物のセリフや心情を追うことで、歴史的背景への理解も深まるでしょう。
精神年齢を高められる
中学受験の国語では、登場人物の心情を読み解く問題が多く出題されます。これは、登場人物の行動の裏側にある感情や、その感情が生まれた背景を理解する能力が求められるからです。映画は、登場人物の感情表現を視覚的に捉えやすく、多様な人間関係や複雑な心情を理解する訓練になります。
映画には、自分の経験だけでは知り得ない多種多様な世界が描かれています。映画を通じて色々な登場人物の人生を疑似体験することは、視野を広げ、物事を多角的に捉える力を養うことにつながります。
息抜きにもなる
中学受験の準備は、長期間にわたる過酷な道のりです。毎日勉強ばかりで疲れてしまうことも多く、適度な息抜きが欠かせません。しかし、単なる息抜きで終わるのではなく、学習効果もある息抜きができれば理想的でしょう。映画鑑賞は、楽しくリフレッシュしながらも、学習につながる有益な息抜きとなります。
どんな映画を見ればいい?


子供向けの作品で十分OK
中学受験の勉強を目的として映画を見る場合、どのような作品を選べばよいか迷う方も多いかもしれません。
しかし、大人が見るようなアカデミックな作品や、社会的なテーマを深く掘り下げた作品である必要はありません。小学生の子供でも十分に理解できる、子供向けの作品で問題ないです。
なぜなら、子供向けの作品であっても大人向け作品であっても描かれるテーマは似たようなものが多いからです。
変に難しい作品を見せる必要はない
変に難しい作品を見せることは逆効果です。内容が理解できず、映画鑑賞自体が苦痛になってしまっては、本末転倒です。大切なのは、子供が楽しみながら映画を見ることで、自然と物語のテーマや登場人物の感情を理解する経験を重ねることです。難解なテーマの作品は、子供が成長し、自分で興味を持ってから見ればよいでしょう。まずは、子供が純粋に楽しめる作品を選ぶことをおすすめします。
迷ったら「ジブリ作品」「ピクサー作品」がおすすめ
どのような映画を選べばよいか迷った時は、「ジブリ作品」や「ピクサー作品」から選ぶのがおすすめです。これらの作品は、世界中で愛されており、子供から大人まで幅広い世代が楽しめます。また、多くの作品が、友情、家族、環境問題といった中学受験のテーマになりやすい普遍的な題材を扱っています。
「ジブリ作品」&「ピクサー作品」が中学受験生におすすめできる理由


シンプルで普遍的なテーマが題材となっており、教養の基礎になりやすい
ジブリ作品やピクサー作品には、友情、家族愛、正義、環境問題、自己肯定感といった、多くの物語や論説文の題材となる普遍的なテーマが扱われています。これらのテーマは、中学受験の国語の読解問題でも頻出です。映画を通じてこれらのテーマに触れることで、子供たちは自然とテーマに対する理解を深めることができます。
エンタメ作品として質が高い
ジブリ作品とピクサー作品は、エンターテインメント作品としてのクオリティが非常に高いです。美しい映像、魅力的なキャラクター、心を揺さぶるストーリーなど、子供が楽しみながら見られる要素が満載です。作品の質が高いからこそ、子供は感情移入しやすく、登場人物の心情や物語の展開に深く関わることができます。質の高い作品を鑑賞することは、感性や想像力を豊かにすることにもつながり、多角的な視点を養う上で有効です。
子供向けに作られているのでわかりやすい
ジブリ作品やピクサー作品の多くは、子供をメインターゲットにして制作されています。そのため、難解な表現や複雑な設定は避けられ、物語のメッセージが非常に分かりやすく描かれています。活字を読むことに慣れていない小学生でも、映像を通じて物語の内容を無理なく理解できます。登場人物の感情の変化も丁寧に描かれているため、心情を読み取る練習にもなります。また、難しい作品を無理して見るよりも、子供が楽しみながら見られる作品の方が、学習効果は高いと言えるでしょう。
中学受験生におすすめのピクサー作品まとめ


トイ・ストーリー
『トイ・ストーリー』は、おもちゃたちの友情と冒険を描いた物語です。おもちゃたちは、それぞれに個性があり、互いに助け合いながら困難を乗り越えていきます。この作品からは、友情の尊さや、他者を思いやる気持ちを学ぶことができます。また、新しいおもちゃの登場によって、自分たちの居場所が失われるかもしれないという不安や、新しい環境に順応していく葛藤など、子供たちが共感できるテーマが多く描かれています。これらのテーマは、中学受験の国語の物語文で出題される心情問題と共通しており、読解力向上につながります。
バグズライフ
『バグズライフ』は、アリのフリックが、イナゴの支配から仲間たちを救うために奮闘する物語です。一見、弱く小さい存在であるフリックが、勇気と知恵を振り絞り、大きな敵に立ち向かう姿は、子供たちに勇気を与えます。この作品は、身分や体格の差を乗り越え、力を合わせて困難を解決する大切さを伝えています。また、個々の力は小さくても、力を合わせることで大きな成果を得られるというメッセージは、社会や集団生活における協調性の重要性を学ぶきっかけにもなります。
インサイド・ヘッド
『インサイド・ヘッド』は、少女の頭の中にある「ヨロコビ」「カナシミ」「イカリ」「ムカムカ」「ビビリ」という5つの感情を擬人化した物語です。この作品は、自分の感情を客観的に捉え、向き合うことの大切さを教えてくれます。感情は自分自身の一部であり、喜怒哀楽すべての感情が大切であると理解できます。また、他者の感情を想像する力を養うことにもつながり、国語の心情問題対策にも有効です。
モンスターズインク
『モンスターズインク』は、子供の悲鳴をエネルギー源とするモンスターの世界を描いた物語です。この作品では、子供たちの笑いが実はより強力なエネルギー源であるということが判明し、モンスターたちの世界に大きな変化をもたらします。この映画は、他者とのコミュニケーションや、固定観念にとらわれない発想の重要性を伝えています。また、サリーとマイクの友情や、ブーとの絆も感動的であり、友情や家族愛といったテーマについて深く考えるきっかけにもなります。
ミスターインクレディブル
『ミスターインクレディブル』は、スーパーヒーロー一家の活躍を描いた物語です。スーパーパワーを持つ一家が、それぞれの能力を活かして家族や世界を救う姿は、自分の個性を肯定することや、家族で助け合うことの大切さを教えてくれます。また、ヒーローであることを隠して一般人として暮らす中で、自身の能力を発揮できない葛藤や、社会との折り合いをつける難しさも描かれています。この作品は、自分らしさを大切にしながら、社会の一員としてどう生きるべきかを考えるきっかけを与えてくれます。
中学受験生におすすめのジブリ作品まとめ


もののけ姫
『もののけ姫』は、人間と自然、そして神々との共生をテーマにした壮大な物語です。自然破壊を進める人間と、自然を守ろうとする動物や神々の対立を描いており、環境問題や異文化理解、そして共生の大切さを学ぶことができます。中学受験の社会科では、環境問題や歴史について出題されることがあります。この作品は、これらのテーマを深く掘り下げて考えるきっかけを与えてくれます。
平成狸合戦ぽんぽこ
『平成狸合戦ぽんぽこ』は、開発によって住処を奪われたタヌキたちが、人間たちと戦う物語です。この作品は、人間による自然破壊をテーマにしており、環境問題や開発と保全のバランスについて深く考えさせられます。タヌキたちの視点から物語が描かれることで、人間が当たり前に行っている行動が、他の生き物にとってどのような影響を与えるのかを想像する力を養うことができます。社会科の環境問題やSDGsなどのテーマを学ぶ上でも、良い導入となるでしょう。
風の谷のナウシカ
『風の谷のナウシカ』は、汚染された世界で生きる人々の物語です。腐海という毒を持つ森と、そこで暮らす巨大な昆虫たちとの共生を模索する主人公ナウシカの姿は、自然との共生や、異質なものを受け入れることの大切さを教えてくれます。また、戦争や差別といった社会問題も描かれており、複雑な社会構造や人間のエゴについて深く考えさせられます。この作品は、中学受験の理科や社会で問われる科学技術と自然の関係や、歴史の背景を理解する上でも役立ちます。
火垂るの墓
『ほたるの墓』は、戦時中の日本を生きた幼い兄妹の悲劇を描いた作品です。戦争がもたらす悲惨さや、家族を失う悲しみがリアルに描かれており、戦争の非人道性や平和の尊さを学ぶことができます。中学受験の社会科では、日本の歴史について問われることが多々あります。特に第二次世界大戦は重要なテーマの一つです。この作品は、戦争の背景にある人々の苦しみや悲しみを映像として捉えることで、歴史の出来事をより深く理解するきっかけになります。
中学受験生におすすめの邦画&外国映画まとめ


シン・ゴジラ
『シンゴジラ』は、巨大生物ゴジラが東京に襲来した際の、政府や関係機関の対応を描いた作品です。この作品は、大規模災害や有事の際に、組織や人々がどのように対応すべきかを考えるきっかけを与えてくれます。官僚たちの奮闘や、複雑な組織の意思決定プロセスは、社会の仕組みを理解する上で非常に良い教材となります。また、科学技術の発展と向き合う姿勢や、未知の脅威に対する人間の無力さなど、様々なテーマについて考えることができます。
ビリギャル
『ビリギャル』は、学年ビリの女子高生が慶應義塾大学を目指す実話を基にした物語です。この作品は、努力することの尊さ、目標に向かって諦めずに挑戦する姿勢、そして周囲の支えの大切さを学ぶことができます。主人公のさやかが、先生や家族の温かいサポートを受けながら成長していく姿は、受験生にとって大きな励みになるでしょう。また、勉強の方法や、挫折を乗り越える心の持ち方など、受験勉強に役立つヒントも得られます。
この世界の片隅に
『この世界の片隅に』は、戦時中の広島に暮らす女性すずの日常を描いたアニメーション映画です。この作品は、戦争の悲惨さだけでなく、戦争下の日常のささやかな幸せや、そこで暮らす人々の営みを丁寧に描いています。これにより、戦争が個人の生活にどのような影響を与えたのかを、より身近な視点で理解することができます。歴史の教科書だけでは伝わりにくい、当時の人々の暮らしや心情を学ぶことができ、社会科の歴史分野の理解を深めるのに役立ちます。
中学受験生におすすめの勉強になる映画まとめ


その時歴史が動いた
『その時歴史が動いた』は、歴史上の人物や出来事に焦点を当て、その背景にある人間ドラマを描いたNHKのドキュメンタリー番組です。この番組は、歴史の出来事を単なる暗記ではなく、登場人物の心情や判断、そして時代背景を理解することで、歴史をより深く、立体的に捉えることができます。中学受験の社会科で問われる歴史の流れや人物の役割を、物語として学ぶことができるため、知識の定着に非常に効果的です。また、歴史的資料や専門家の解説も含まれており、多角的な視点を養う上でも役立ちます。
歴史秘話ヒストリア
『歴史秘話ヒストリア』は、歴史上の人物や出来事を、エンターテインメント性豊かに描いたNHKの教養番組です。この番組は、歴史を「物語」として面白く見せる工夫がされており、歴史に苦手意識を持つ子供でも楽しく視聴できます。歴史上の人物の意外な一面や、あまり知られていないエピソードを知ることで、歴史への興味関心を高めることができます。中学受験の社会科の学習において、歴史の流れを楽しく理解するための良い導入となるでしょう。
プロジェクトX
『プロジェクトX』は、戦後の日本を支えた技術開発やプロジェクトの舞台裏を描いたNHKのドキュメンタリー番組です。この番組は、挑戦と失敗、そして成功の物語を通じて、人々の情熱やチームワーク、そして困難を乗り越えることの尊さを伝えています。日本の産業や技術の歴史を学ぶだけでなく、目標に向かって努力することの大切さを学ぶことができます。理科や社会の学習で、科学技術や社会の発展について深く考えるきっかけにもなります。
大科学実験
『大科学実験』は、身近な材料で壮大な実験を行うNHKの教育番組です。この番組は、理科の教科書に載っている実験や法則を、スケールの大きな実験で面白く見せてくれます。子供たちの好奇心を刺激し、科学への興味関心を高めるのに最適です。理科の学習において、単なる知識の暗記ではなく、実験の原理や結果を視覚的に理解することができます。難しい科学の知識を、楽しく分かりやすく学ぶことができるため、理科が苦手な受験生にもおすすめです。
NHKスペシャル 人類誕生
『NHKスペシャル 人類誕生』は、人類の進化の過程を最新の科学的知見に基づいて描いたドキュメンタリー番組です。この番組は、人類がどのようにして進化し、知性を獲得していったのかを、美しいCG映像と分かりやすい解説で伝えています。中学受験の理科や社会では、人類の進化や歴史の始まりについて問われることがあります。この番組を視聴することで、教科書だけではイメージしにくい人類の歩みを具体的に理解することができ、知識の定着に役立ちます。
NHKスペシャル 生命大躍進
『NHKスペシャル 生命大躍進』は、地球上に生命が誕生し、進化を遂げてきた壮大な歴史を描いたドキュメンタリー番組です。この番組は、生命がどのようにして多様化し、現在の姿になったのかを、最新の科学的発見を基に分かりやすく解説しています。理科の生物分野や、地学分野の学習において、生命の歴史や進化の過程を深く理解するのに役立ちます。地球という星の歴史を学び、生命の神秘に触れることで、子供たちの知的好奇心を刺激します。
まとめ


中学受験の勉強法は多岐にわたりますが、映画鑑賞も効果的な学習手段の一つです。映画は、物語や登場人物の心情を深く理解する国語の読解力、歴史や社会問題を学ぶ社会科、科学の原理に触れる理科など、様々な教科の学習に役立ちます。子供が楽しみながら見られるジブリやピクサー作品はもちろん、ドキュメンタリー番組も非常に効果的です。親子で一緒に映画を鑑賞し、感想を話し合うことで、子供の学びはさらに深まります。映画を上手に活用して、受験勉強を乗り越えましょう。
中学受験の勉強に映画が役立つのはなぜですか?
映画は、国語の読解問題に頻出する友情や家族愛といったテーマを、視覚的に理解できるためです。また、歴史や科学の知識を映像で学ぶことで、活字で暗記するよりも記憶に残りやすくなります。楽しく息抜きをしながら学べる点も大きなメリットです。
中学受験生におすすめの映画ジャンルはありますか?
ジブリ作品やピクサー作品がおすすめです。これらの作品は、普遍的なテーマを分かりやすく描いているため、子供でも無理なく内容を理解できます。また、作品の質が高いので、楽しく鑑賞しながら教養や感性を養うことができます。
難しいテーマの映画を見せた方が良いのでしょうか?
難しい作品を無理に見せる必要はありません。大切なのは、子供が楽しみながら鑑賞できることです。興味を持てない映画では学習効果も薄れてしまいます。まずは、子供が純粋に楽しめる作品から始め、徐々に興味の幅を広げていくのが良いでしょう。
映画以外に、中学受験の勉強に役立つ映像作品はありますか?
NHKのドキュメンタリー番組がおすすめです。「その時歴史が動いた」や「歴史秘話ヒストリア」は歴史の背景を深く学べます。「プロジェクトX」は社会の仕組みや科学技術の発展に触れることができます。
映画を観る際に、保護者が意識すべきことは何ですか?
映画を観た後に、お子さんと感想を話し合うことを意識してみてください。登場人物の気持ちや物語のテーマについて対話することで、理解がさらに深まり、読解力や思考力を養うことができます。親子で共通の話題が増えるきっかけにもなります。
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