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【中学受験国語】記述問題で合格点をとるための神テキスト|現役プロ講師が厳選!

この記事書いた人

神泉忍(かみいずみしのぶ)

出身大学:慶應義塾大学
略歴:大学時代から中学受験国語の指導に携わる。
アルバイトでありながら、
オリジナル教材の作成や有名校の過去問研究に精を出し、
校舎の国語授業の満足度ランキング一位を獲得する。
その後、
本業の傍ら中学受験国語についての
情報発信やプライベートレッスンを事業として展開。
日々、精進中。
※名前はビジネスネームです。

目次

国語の記述問題はみんな悩んでいる・・・

小学生にとって国語の記述は鬼門

抽象思考が未発達の12歳の子供にとって、
抽象度の高い読み取りと、
それに応じた記述というのは
そもそも難易度が高いです🌀

このように多くの保護者様
「記述問題」に頭を悩ませています。

記述問題の目標得点は?

そもそも求められている水準はそこまで高くない

では、中学受験国語において、
どの程度のレベルの記述力が要求されるのでしょうか。

結論から言うと、
「そこまで高くない」
と言えます。

10点の記述問題であれば、
「半分も取れていればダメージは少ない」
と言えるでしょう。

これは、そもそも、
「年齢的に抽象思考が未発達だから」
というのがすべての受験生に当てはまるためです。

間違っても、
過去問の模範解答のような記述が求められている
と勘違いしないようにしてください。

難関校合格者の答案も完璧とは言いがたい

中学受験生一般にとって、
求められている水準は高くないとしても、
難関校においてはどうなのでしょうか。

こちらについても、
「難関校合格者の答案でも完璧とはいいがたい」
という結論になります。

御三家を中心とした有名中学では
大人でも頭を使うような難しい記述問題を出題しています。

こういった難しい記述問題に対して合格者はどのように対処しているのでしょうか。

「簡単な問題で落とさない」
「表現は稚拙でも内容の方向性があっている」
「基礎的な記述の作法ができている」

こういった部分ができていれば、十分難関校の記述問題についても
合格点を確保することができます。

もし、難関校の赤本のお持ちでしたら、
合格者平均点と照らし併せて、記述問題が何割得点出来ていればよいか、
計算してみてください。

おおよそ、3~4割得点できれば、
大きな痛手にはならないということが分かるかと思います。

記述問題の心構えまとめ

  • 記述問題では4割の得点率を目標にする
  • 完璧な答案は求められていない
  • 小学生にとってそもそも難しい作業
  • 難問ではなく基本~標準問題でしっかりと得点する

基礎基本をしっかりと固めよう

記述問題において
「基礎基本」とは具体的にどのようなことを指すのでしょうか。
大きく2つの観点で整理します。

基礎基本その①正確な読み取り

記述問題においても、
他の問題においても、
そもそも本文の内容を正確に読めていることが大前提となります。
「記述問題で得点できない」
「選択肢問題で得点できない」
と問題のジャンル別に対策を考える保護者様も多いです。

しかし、
実際その子の読解を見てみると、
「そもそも本文の読み取りが不正確」
ということが多い
です。

まずは、
「正確な読み取り」をできることを目指していきましょう。

基礎基本その②記述の作法

「正確な読み取り」を習得すると同時に、
記述の基本的な作法を身につけていきましょう。
以下が記述の超基本技術です。

客観的表現を用いる
⇒本文中の「比喩」「台詞」「具体例」などはそのまま書いてはいけない!
⇒本文の表現を変につまみぐいしない
⇒本文に客観的表現があるのであればそのまま用いる
⇒変にかいつまんで抜き出すと意味合いが変わってしまう

短い文で書く
⇒「。」で区切らず長い文を書くと意味内容が伝わらない!

設問に対応した文末表現にする
⇒なぜですか?:「~だから」「~ため」
⇒どういうことですか?:「~ということ」
⇒まとめなさい:「~である。」等、通常の文としてまとめる

「対比関係」「因果関係」を明示する表現を盛り込む
⇒対比関係:「~ではなく」「一方」「だが」「けれど」等
⇒因果関係:「~ので」「~から」等
⇒”言い換え”を記述内で行う必要はないので不要

こういった超基本的なことをやるだけで
「1~2点」の失点は確実に防げます。

おすすめ参考書

論説説明系文章の読解のおすすめテキスト

まずは、正確な読みから!
おすすめの読解テキストを紹介します。

合格する国語の授業 説明文・論説文入門編

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記述対策でおすすめテキスト

記述の超基本を学べるテキスト

ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集<一文力編>

ふくしま式「一文力」目次

パート1 不自然な文をなおす
パート2 誤読させない文をつくる
パート3 文をわかりやすくする
パート4 おさらい問題

ふくしま式の「一文力」は
意味が通じる「一文」を完成させること
に主眼を置いたドリル式の問題集です。
長文を書く以前に
「。」で区切られた一文の意味が伝わらないという状態から脱するには最適です。

国語力に不安がない受験生でも気づきが多く得られる参考書です。

ふくしま式200字メソッド「書く力」が身につく問題集
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ふくしま式200字メソッド目次

パート1 お手本を書き写す
パート2 一部自力で書く
 くらべて書く
 たどって書く
 言いかえて書く
パート3 よりよい文章にレベルアップさせる
 対比関係を整える
 因果関係を整える
 同等関係を整える
 変形バージョン
 観点の質を高める
 題材の質を高める
パート4 全体を自力で書く
 指定された題材で書く
 完全に自由に書く
パート5 要約力を身につける
 説明的文章を要約する
 文学的文章を要約する
 要約文をレベルアップさせる

「ふくしま式200字メソッド」では、
「言い換え関係」「対比関係」「因果関係」を軸に、
文章の書き方をトレーニングします。

中学受験生の記述答案によくある
「論理性の欠如」という問題をしっかりと解決できるテキストです。

そもそも論理的とはどういうことか。
論理を記述に埋め込むためにはどうすればよいか。


という考え方から学ぶことができるので、
設問の形式に惑わされない本質的な読解力が身につきます。
こちらをしっかり取り組めば、
開成桜蔭レベルの記述問題までしっかり対応可能です。

また、自由作文や要約トレーニングも付属しており、
「作文」「適性検査」対策にも活用できる。

入試レベルの記述テクニックを学べるテキスト

若杉先生の国語の記述対策本は
合計三冊出版されています。
中学受験生をターゲットに書かれているので、
受験レベルになれた子におすすめですね。
まずは
「中学受験国語 記述問題の徹底攻略」
をしっかりとこなしていましょう。
余裕があれば、あとの二冊も取り組んでみましょう。

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【番外編】とにかく国語が苦手な子向けのテキスト

国語そのものが苦手すぎるので、
基本的に「記述」は無理!
という方もなかにはいらっしゃると思います。

ただ、中学受験自体が難しいので、
決してそのお子さんを責めないでくださいね^^

そういう方は、以下の参考書を用いて、
「指示語問題」のみ
をトレーニングしてみてください。

✔「指示語」は得点源
✔「指示語理解」は他の読解問題でも重要


といった理由から「指示語だけ対策する」
という方法はかなりコスパが良いです。

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指示語を客観的に説明するトレーニングはおのずと記述のトレーニングにもなります。
指示語の特訓のみに特化した超おすすめの参考書です。
私は小四の子のレッスンで使用することが多いので、
記述トレーニングの入口として最適かと思います♪

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